hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

アストラゼネカのワクチンを日本が購入するとの事ですが。

 アストラゼネカのコロナワクチンは、ウイルスベクターワクチンであるとの報道がありました。この形態は、それ程突飛なものではないようですね。VLP(Vaccin Like particle)の方が安全であると思われておりますので、そっちかなと思っていたのですが。それでも、ウイルスベクターである場合は、元のウイルスのRNAを組み替えて培養するのだろうと思いますので、量的にそこまで作れるのだろうか?という疑問が残ります。VLPの場合は抗原物質、この場合S蛋白(だろうと思いますが)のみを生産するだけですむはずですので、例えば、大腸菌酵母等に生産させるという形態を取る事が出来ますので、大量生産は簡単です。しかし、ウイルスそのものを培養する場合は、結構難しいのではないかと思いますので、まあ、少し古典的な部類に入るのではないかと思います。

 ただ、非常に疑問が残るのは、コロナにおける交差免疫の取得が明確にわかっているのでしょうか?RNAウイルスは非常に容易く変異します。その上で、世界で1000万人もの人に感染しているわけですから、ものすごいレベルの変異が発生していると思うのです。その変異において、変異株に対する抗体の有効性、交差免疫がどの程度あるのかを明確にしていないと、有効性はかなり限定的になるのではないかと思うのです。

それと、マーカーになる抗体量ですが、どの程度あれば、感染防御が出来るのかという点も明確にはなっていないではないかなと思います。

 という意味で、このワクチンは、もしかしたら、大変な事になるのではないかと思ったりします。アストラゼネカによる、このウイルスベクターワクチンの手法は、おそらく、子会社として買収した旧メドイミューンのH5N1インフルエンザ用のワクチン用に開発されたリバースジェネティクス法に由来した技術ではないのかなと思ったりします。これって、大量生産が難しかったのではないかなと思います。それ故、世界レベルの多くのワクチン企業が断念したのではなかったと。

 また、おそらく、免疫増強として、アジュバントを添加することになろうかと思いますが、数億人規模で毒素系(アジュバントの多くは、無毒化したジフテリア破傷風の毒素だったりします)を使用した場合の致死率は、感染による死亡者を超える数になるのではないかなと思ったりします。10億人接種して、0.1%死亡したとすれば、100万人ですからね。本当に必要な、既往症のある老人には、逆にワクチンは、かなり危険だろうと思います。

 ワクチンは、一面とっても有効なのですが、反作用としてとっても危険なものです。その判断は、スモールで観察しながら、徐々に拡大すべきものだと思いますが、このコロナについては、PCR教に続いてワクチン教まで信者が現れて、ワクチン念仏を唱えておりますが、緊急的に作られたワクチンが成功するとはとても思えません。成功するワクチンは、成功するなりの理由があります。それは、やはり、時間というものが、種々の問題を解決していったという事が、重要なのだろうと思います。 

 このウイルスは、飛沫で感染しますので、マスクをして、距離を開ければ、ほぼ感染しないのです。それが最も安全な方法です。未知のワクチンを接種することは、非常に危険であり、それも、若い人は絶対に不要だと思います。私はワクチン反対論を展開しているのではなく、ワクチンはとっても有効であると思ってはおりますが、その運用は慎重にすべきであろうと思っているだけです。

 一部で言われておりますDNAワクチンは、本当に論外だと思っております。そもそも、その技術の有効性を証明する臨床データは無いのですから、ウイルスベクターやVLPはそれなりの実績はありますが、DNAは全く無いはずです。これを大量接種からスタートするなんて、あまりにリスクがありすぎだと思います。もっと、もっと、慎重に運用するべきだろうと思いますし、この技術は、このコロナ用ではなく、10年後くらいを目標にするべきだろうと思います。そもそも、このコロナは、サイトカインストームも言われております。アクテムラが有効であるとの報告もあります。とすれば、中途半端な免疫は、逆に危険であるという可能性もあります。免疫メカニズムをもっとしっかりと研究して、確立しなければ、ワクチンは危険だと思います。