hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナワクチンよもやま話

  世界のコロナワクチンの方向性は、mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの2つに分類されるようですね。前者が、アメリカのモデルナ社とファイザー社で、後者は、オックスフォード・アストラゼネカ社、中国のカンシノ・バイオニクスとJ&Jといったところが進んでいるように見えます。ワクチンと言えば、GSK,メルク、サノフィ・パスツールとかが有名ですが、こういった既存のワクチンメーカーは動きが遅いように見えます。

 私が個人的に思うのは、有効性で言えば、ウイルスベクター>mRNAという感じかなと思っております。但し、ウイルスベクターワクチンを、強力なアジュバントと組み合わせて使用するとしたら、物凄く怖いかなとは思います。欧米人と比較して虚弱な日本人は耐えれるのだろうかと思ったりします。第一号は、オックスフォード・アストラゼネカだろうと予想されますが、ウイルスベクターです。日本で使用するのは、20歳以上60歳未満の男子を中心に接種して欲しいなと思います。かなり強力なワクチンになるので、華奢な女の人には結構厳しいのではないかと思います。皮下注でしょから、腕が丸太ん棒のようにはれ上がって39度くらいの熱が出るくらいならいいんですが、アナフィラキシーショック症状を引き起こして、ワクチンのために命まで失う危険性もあると思います。あの、HPVワクチンのように。あれって欧米ではあまりショック症状は見られないのですが、日本では結構な確率であったようで、接種した瞬間に気絶したという事例もあったと聞いております。こらは、体格差というか感受性の差なのかなと思ったりします。

 その面では、分子量の小さいmRNAワクチンの方が安全性は高いと思います。モデルナとファイザーのワクチンは日本政府が契約交渉をしているとの事ですので、こっちの方が期待できるのかなと思ったりはします。

 日本のワクチンメーカーですが、そもそも、mRNAもウイルスベクターも作った事はありません。これはワクチンメーカーが悪いというよりは、厚労省が望んでいなかったという事かなと思います。唯一、トリインフルエンザのワクチンは、違う種類のインフルエンザウイルスに必要とするウイルスの遺伝子を入れて培養したものですので、一応、ウイルスベクターワクチンと言えない事もありませんが。ただ、そのウイルスを作成する遺伝子操作は、日本では行っておりません、培養するだけです。ですから、ほぼウイルスベクターワクチンを短期間で作るのは難しいだろうなと思います。mRNAワクチン、或いは大阪大学アンジェスが行っているDNAワクチンについては、実用化された実績がありませんので、基本的には、時間がかかるだろうなと思います。以上から考えて、日本のワクチンメーカーが生産できるのは、早くて5年後くらいでしょうね。ちなみに日本でも少し情報が出ておりますが、KMバイオという会社はVero細胞を使用とのリリースがありましたので、もしかしたら原始的な細胞培養+スプリットワクチンではないかと想像します。これは、もし出来れば、最も有効なのではないかと思っております。つまり、既存の技術のなので、失敗が無いというか。第一三共は、mRNAワクチンで、三菱田辺製薬はVLPワクチンとの事が公表されております。これらのワクチンは5年以内に出来る事は無いのでは?と思います。圧倒的に、ノウハウの蓄積が不足しているのではないかと。

 まあ、当面は、外国のワクチンを使用し、国産ワクチンが遅れてしまったという現実を認識して、国産でワクチンがしっかり出来る体制を作って欲しいものです。というか、先ほどの海外大手ワクチンメーカーも立ち遅れておりますので、こういった新規のものついては、ある意味、ワクチンの怖さをあまり知らないところが先行するのも理解出来ます。大手ワクチンメーカーは、接種事故の痛さを骨の髄まで理解しているでしょうから。

 コロナに感染して、命を失った人について、家族はあきらめもつく部分もあると思いますが、ワクチンを接種して命を落としたり、重度障害になったりした場合は、ワクチンを接種しなければ、そういった事にならなかったはずなので、非常に強い後悔が残ります。そのリスクを、こんなに弱毒して、若年層は死ぬ蓋然性の低い感染症に対しておかすべきなのか?と思ってしまいます。ワクチン教の信者の方には、理解されないでしょうが。私は、PCR教もワクチン教も少し冷めた目で見ております。少なくとも第2波と思われるこの感染拡大は、致死率が圧倒的に低いように見えます。