hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナ感染症がもたらした、民主主義の時代の終焉について。

 過去に、東洋人があまり感染しない要因、日本人の感染者が少ない事等に関する推論として、人種要因とか、BCG接種要因とかがありましたが、この冬の日本各地での増大は、その要因ではなかったという事が明らかになっているように思えます。日本は特別ではないと。ヨーロッパやアメリカと同じように、拡大する蓋然性が高いという事です。

 今回の感染症もいつか終わるとは思いますが、そのいつかはわかりません。このウイルスは本当に巧妙で、50歳以下と65歳以上では別の顔を見せます。それ故、50歳以下では警戒心が薄れどんどん拡大し、65歳以上では死病となって多くの命を失う事になります。65歳以上の命を支えている、50歳以下と言えば、もちろん家族もそうなのですが、医療関係者や介護関係者という存在があります。そこから広がれば、対象者の致死率は跳ね上がります。彼らを悪く言う事が主旨ではなく、彼らだって、友達も家族もある訳ですから、当然感染の危険性がある訳です、それは仕方のない事なんだろうと思います。

 ワクチン教信者の方はワクチンがゲームチェンジャーになると主張していますが、どうなのかなと思います。RNAウイルスのワクチンで、感染防御出来ると言われているワクチンは、はしか、ふうしん、おたふくかぜのような生ウイルスワクチンで、水疱瘡はDNAウイルスの生ウイルスワクチンです。他には、不活化ワクチンとして日本脳炎ワクチンもありますが、このウイルスは、蚊により血液にウイルスが注入されるものなので、液性免疫であるIgG抗体を産生する事で感染防御し易いと思われます。しかし、同じ不活化ワクチンでも、インフルエンザワクチンは感染防御よりも、重症化予防が主眼となっております。その要因は、注射型のワクチンは液性免疫中心となり、感染する窓口でもある、喉とか鼻腔とかで防御する細胞性免疫を活性化し難いという事が要因と言われており、一部では、経鼻接種型のインフルエンザワクチンの開発も進んではおりますが、今は、一部で実用化しているだけです。少なくとも、アストラゼネカのワクチンは、ウイルスベクターワクチンで、筋肉接種型ですので、感染防御という意味では、インフルエンザワクチンとそれ程異なるとは思えません。ちなみに、インフルエンザワクチンは感染防御としては50%くらいと言われていると思います。ただ、インフルエンザワクチンは不活化でなおかつHAのみを使用したスプリットワクチンですから、ホールビリオンを使用したワクチンは、もう少し抗原性は強いと思われますので、感染防御率は上がるであろうと推測できると思います。mRNAワクチンは不明です。抗体をどこで産生させるかにより大きな違いが生じる事になると思います。ただ、細胞性免疫IgAを増大させるには、腕に接種したmRNAがどこかで抗原となる物質を作り出して、その抗原物質が鼻腔まで移動してIgAを活性化するのであれば、感染防御出来る可能性はあると思いますが、それでも、感染防御率で95%というのは、どうなのかなと思います。概ね70%くらいから80%くらいではないのかなと想像します。その中で、ウイルス量の多いところ、つまり、医療や介護やある種の密閉空間での感染を完全に止めるのは難しいのではないかと想像します。勿論、マスク等を使用して現在と同じような防御環境を作っておれば、ワクチンはかなり強力な援軍にはなると思います。ただ、かつてのような、感染症に対しおおらかな時代はもう帰って来ないように思います。

 コロナ感染症は、民主主義国家として先進国としてのヨーロッパやアメリカの時代が終焉しつつある事を明示しているように思います。彼らの唱える民主主義、自由主義はもう個人の我儘をコントロール出来なくなってしまったように見えます。特にアメリカはその社会そのものが崩壊しつつあると思います。そもそも、不正選挙が発生する可能性を否定出来るような選挙システムを構築出来なかった点でも、もう先進国とは言えないと思います。不正があったか無かったかそれは、ある意味関係なくて、不正選挙が起きないというシステムが先進国には構築されている事が前提であるからです。そこを否定する環境は、もう、民主主義とはとても思えません。さまざまないわゆる発展途上国で良く見る光景です。不正選挙を実施し独裁化する、或いは不正選挙だと主張し内乱を起こす。よく見てきた光景です。それを、民主主義のお手本であると言われたアメリカで発生した。もう、アメリカの時代の終焉であろうと思います。

 コロナは明確に世界の序列を変えつつあると思います。これからは、民主主義国家ではなく、中国のような独裁国家が世界の覇権を狙う事になるだろうなと思います。少なくとも、民主主義は、効率の悪いシステムです、効率から言えば独裁制の方が完全に優れております。そして、民衆は、原理的な民主主義で期待したよりも、愚かで自己中心的であり、そのレベルはどんどん劣化してゆきます。今回のコロナ対応で見れば、民主主義国家(G7国家のような大国)は全滅です。独裁国家と民主主義国家の経済的な差はどんどん広がってゆくでしょう。我々は、時代が変わってゆく瞬間、恐らく市民革命以降の正義であった民主主義という政治システムの終焉を見ているのかもしれません。そして、その先兵を担っているのが、民主主義国家のマスメディアなのかもしれません。彼らが描く未来は、彼らによって言論統制された、彼らだけが言論の自由を有する社会つまり、独裁国家でもあります。