hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

日本らしさは、今でも生きているのでしょうか?

 コロナ問題によって、日本の弱点が明確になったと思います。そういった意味においては、不幸中の幸いだったのかもしれません。しかし、それでも、日本には頑迷な保守勢力が(一般的には、左翼と呼ばれてますが、実は、頑迷な保守勢力です)一定の力を有しておりますので、問題として認識されたとしても、中々改善されるとは思えません。

 しかし、それが実は日本らしさという事なのかもしれません。改革改善はリスクも大きい面があります。中国という標本があります。それを見れば、改革の危険さが良くわかります。中国は、成長との引き換えに、本当に大切なものを失っております。その大切なものとは、人の心です。中国人において、人の心よりお金の方が重要という風土が生まれたという事でしょう。とすれば、中国共産党一党独裁は、いつか、中国の民衆によって叩き潰されるだろうと思います。

 まあ、それはそれとして、日本らしさの欠点は、大胆な改革が出来ないというものですが、逆に、着実に失敗無く、前進するという事が長所だったりします。それは、日本らしさであり、うさぎとかめのかめの歩みだろうと思います。のろのろと前進することで、気がついたら、うさぎを追い越しているというのが、日本らしさでもあるんだろうと思います。

 今回もそうなるかどうかはわかりませんが、台湾にしても韓国にしても、初動対応によって、被害を軽減しましたが、それがもう一度出来るかどうかはわかりません。シュミレート出来ていないからです。今回は丁度コントロール出来る規模だったという事です。しかし、日本は、かなりシュミレート出来たとは思いますし、経験を積む事が出来たとは思います。それが、まあ、日本らしさという事だろうとは思います。野村監督の言葉に、勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負け無しというものがあります。これは、負けることで成長するという事だろうと思います。勿論、負けた事に真摯に向き合えばという話ですが。

 第2波は巨大なものがやって来るだろうと思います。何故かと言えば、アメリカ、そしてブラジル等で、変異株がかなり大量ん出てきていると思います。つまり、交差免疫を有さないくらい変したウイルスとなって、数種類が一挙に襲って来る可能性もあるからです。それは、対処が難しいものです。ですから、10倍規模になって来るはずです。それを、今回の勝ち組がコントロール出来るかと言えば、結構難しいのではないかと思います。

 まあ、そうならない可能性ももちろんあります。しかし、それは、極めて幸運なケースだろうと思います。つまり、南半球は人口が少ないのでコントロール出来る蓋然性が北半球よりも高いはずですから。しかし、それをブラジルがぶち壊しています。これが、冬の北半球に第2波を連れて来るだろうと思います。