hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

もしかしたら、結果論として。

 抗原検査についてですが、やはり感度は低いだろうと思います。そもそも、鼻腔粘膜にウイルスが存在している状況で、発症していないとすれば、ウイルスを捕捉するのは結構大変かなと思います。PCRは一応少量でもいれば、増幅出来ますが、キットは、増幅できませんので、現実的には難しいのかなと。ただ、抗体検査とセットであれば、かなり精度は補足出来るのかもしれません。

 IgE抗体とIgG抗体を測定することが出来れば、ウイルスが存在した事がわかります。そして、抗原検査を行う事が出来れば、スクリーニングは出来るのかもしれません。80%くらいの不顕性感染者は、これで、ある程度、捕捉出来ると思いますので、残り20%に集中出来る訳です。今、厚労省の発表で言いますと、4月18日で6.6%となっております。つまり、80%であれば、全員捕捉出来ていると考えれば、73.4%の人は見逃しているという事になります。とすれば、今現在32,000人くらいの陽性者がいるんだろうと思います。そのうちの大部分は、自然治癒していると思いますが。3月20日頃は、陽性者に対する無症状者は11%くらいでしたが、今は6.6%です。これが意味する事は、いわゆるクラスター管理がもう絶望的になっているような報道がありますが、それなりに機能しているという事を意味していると思います。日本においては、無症状の陽性者を発見するのは、基本的にはクラスター管理のみです。崩壊していれば、限りなく0に近くなってゆきますが、それでも、まだ、何とか少しだけでも機能しているようです。

 実際の陽性者を32,000人と推測しますと。これは、本当に微妙な数字だろうと思います。アメリカは75万人の陽性者を出しています。恐らく、殆どが発症者であるとすれば、もう、1000万人に近い陽性者があることが推測できます。恐らく、そこまで陽性者が増えて、抗体の壁が少しづつ出来てくれば、場所によっては、第2波は発生しないか、発生しても、影響は小さいのではないかという事になるのではないかと思います。アメリカの膨大な犠牲は、もしかしたら、アメリカに最も大きなチャンスを与えるのかもしれません。そういった意味において、もしかしたら、日本は、これから、第2波、第3波が待っているように思いますので、回復がかなり遅れるのかもしれません。

 つまり、アメリカとヨーロッパが復活の立ち上がりが早いのではないかと思います。アジアはもしかしたら、今は勝利者のように見えるけれども、結果的に立ち上がりに遅れてしまうのではないかと思ってしまいます。