ガラパゴス日本。まあ、それが悪いかと言えば、そうでも、ないのかも？

 　日本政府の予算については、問題が多いと思います。しかし、一向に改善されない。これはどうしてなのかといいますと。要は、官僚が現場を知らないからだろうと思います。そもそも、キャリアと称される方はほぼ２年くらいで担当が変わってゆきます。ノンキャリでも、それにつれてかわります。業界との癒着を恐れるための措置でもあるんでしょうが。しかし、専門性を積み上げるのはほぼ難しいと思われます。それで、ホイホイと民間が持ち上げると、その流れに乗ってしまうんだろうと思います。

　それと、官僚は本当に仕事がしたいと思っているのは確かなんだと思います。TVとかで出てくるような、のんびりとした人はあまり見かけないように思います。結構真面目に仕事をしたいと思って実行している人が多いように思います。しかし、本当はそれが最悪で、いい加減な人なら、いかに手を抜くかを考えるので、効率化を図れるんですが、真面目だから、どんどん、仕事を増やして、非効率になってゆき、本当に大事な事を考える事が出来なくなるわけです。

　今回の補正予算に関しても、手続きをしっかり考えて考え過ぎて、必要性を評価出来なかったという事だろうと思います。つまり、漫画のような話なんですが、内容よりも、書類が揃っていたんで、承認するという事なんです。（笑）

　本質的な事を言えば、１００兆円あるならば、そのお金を都道府県に用途指定をせずに、振り分けた方が、有効に活用出来ると思います。ただ、そうしたら、用途指定は性ないが、承認は国の省庁と相談するようにという仕組みを入れて来て、しっかりと、邪魔をしまくると思いますが。それでも、国の官僚が考えるよりは、必要なところに届くだろうとは思います。ただ、最近は、都道府県のお役人も、国の官僚のようになっていますんで、更に、市町村に振らないとうまくゆかないかもしれませんが、市町村の首長の中には、とんでもない方がおられますので、そこはそこで心配でもあろうかと思います。

　ともあれ、日本型のお笑いシステムが確立されていて、ここから抜けるのは結構大変だろうなと思っております。行政は、無駄を真面目に作るシステムが出来ががっていて、国会はそれをチェックして効率化させるどころか、逆に更に手数をかけるように圧力をかける。マスコミは、それを煽る。例えば、マイナンバーと銀行口座を結びつけるのを嫌がりながら、早くお金をよこせと、そして、正確にしろと。不正受給は駄目と。（笑),どうやってするんでしょうか？マスコミがすればいいのにね。出来るのならば。こういった批判だけをするマスコミ（すべて後ろ向きです　笑）企業も、結構、おバカになっておりまして、本質的に必要なものって何かと言えば、企業自体が人が財産であるとの考えを持たないので、都合の良い、指示通り働けるというような人材を重宝するようになっておりますので、自らの成長を止めてしまっておりまして、世界で失敗しまくる訳です、そして、今度はそれに恐れてしまって、外国企業に投資をするんですが、それをしっかりと騙されてしまうという事になります。なんたって経営者が、人間関係でのし上がった人なので、何もありません。コンサルタントとかの言うとおりにしまして、そのコンサルタントなる人が大体、口だけで、責任感をほぼ持っていない人なんで、多くのケースで失敗するという事になります。日本型のお笑いシステムは、日本全体が後ろ向きに生きてゆく事に気がついていない社会なんだろうと思います。

　まあ、日本はガラパゴスになっております。例えば、世界でもファックスでデータを扱うという概念を持っている国は、日本以外には無いでしょう。稀有です。その稀有なものを伝統として、守り続けるべきなのではないでしょうか？お役人は、鉛筆なめなめ、データー管理は個人毎の独自フォーマットで、EXCELで資料作成を作成し、後任には引き継がないので、後任はまた、一からがんばる。なんていう非効率な行政が有ることで、逆に、勉強は出来るが、自ら発想力が無い、社会にとって無駄なおバカさんをしっかりと公務員として職業につける事が出来ると思うのです。もし、この人たちを無職にすると、直ぐに、洗脳されて、軍国主義者や共産主義者となるでしょうから、それを防ぐ事が出来るので、非常に、社会的な安定には都合の良い事なのかもしれません。口だけで、批判ばっかりして、中身の無い無能集団は、マスコミというものが引き受けてくれますし。とっても良いのかもしれません。

　ガラパゴスもとっても良いと思います。