hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

世界各国の情勢と日本の現状について

 今、世界での傾向は、アメリカ、イギリスが相変わらず収束に向かっていないようです。特に、全数PCR検査を主張される、WHO上級顧問の先生がおられるイギリスでは、かなり収束から遠いように見受けられます。5000人規模で感染者が発生し、死者も500人/Dayで、日本の今までの累計死者数を1日で到達するような状況です。 PCR検査が多いから死者数を少なくする事が出来るなんて、おバカな迷信を信じる人は、これらの国の現状データを見ないのでしょうか?マスコミが絶賛して、成功例にあげているドイツでも、死者は7200人で、日本の10倍を超えます。世界で最もPCR検査をしている国です。

 ともあれ、ヨーロッパはイギリスを除き収束に向かっておりますが、ロシアが大変な状況になっております。累計で18万人、昨日1日で1万人の感染者を出しました。しかし、死者は1800人くらいで、致死率1%程度です。これは、ドイツに似ているのかもしません。ドイツも当初、感染者の増加に死者の増加が遅れ、0.5%くらいの時がありました。今は4%を超えております。このウイルス感染で、致死率が3%未満であれば、成功例だと思いますので、ロシアも良くても3%くらいになるのではないでしょうか?

 それから、アメリカ大陸がおかしくなっております。カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、エクアドルとかですが、特筆すべきは、ブラジルです。12万人の感染者で8000人の死者、昨日1日で600人の死者です。南半球では、これから、冬がやって来ます。恐らく、もっと、悲惨な状況になるのではないかと思います。アフリカは、危惧された程は、感染が広がっていないようです。まあ、検査のしようがないというのもあるだろうと思います。ただ、PCR検査が感染拡大を止めるという事は言えないだろうと思います。

 隔離の成功例は、中国武漢ですし、PCR検査の成功例は韓国だけだと思います。つまり、これ以外は、あまりうまく行っていないように思います。クラスター管理という意味において、死者数の少なさで言いますと、日本も成功例だろうと思います。マスコミでは、世界で最も失敗した国は、日本とアメリカにしたいようですが。日本は成功例だと思います。私は、感染者と死者の増加トレンドから、東京がニューヨークになるとは、全く思っておりませんでした。そうなると主張された方は、あまりに意図的にデーター解析を捻じ曲げた人であろうと思います。勿論、マスコミの文系の方は除きます、科学者と称される方であるならばですが。

 ノーベル賞の本庶先生も、山中先生も、感染症は専門ではないと思いますので、マスコミに利用された感はあります。感染症対策(予防)と対症療法は考え方が異なります。感染症対策は、マクロの視点でしか見えませんし、対症療法はミクロの視点で見る必要があります。本庶先生も、山中先生もミクロの世界の方だと思いますので、感染症対策をミクロで見てしまうという過ちを犯しているいるのではないでしょうか?

 感染症対策は、基本は成果を明確にするというものしかありません。成果とは、死者数及び後遺障害者数です。今回、後遺障害者数の報告はありませんが、かなり高い確率で発生しているものと思います。血栓による脳梗塞やら足の切断やら、肺炎による肺に対する後遺障害的なダメージ、ウイルスによる脳炎なんかも想定されます。こういったものの総数を減らす事が成果であって、そのために、医療崩壊を防ぐことが重要視されております。感染者を減らすというのは、成果を達成するための、2次的な目標であると考えます。感染者を減らす方法に感染者隔離があって、PCR検査が有効であるとの事との迷信があります。PCRで有効なのは、最初に院内感染を防ぐというもの、そして、感染者の接触者を追いかけるつまり、クラスター潰しであるというものであって、院内感染の方は少し失敗しておりますが、クラスター管理はかなり有効であったと思います。それが、今のところの成果です。某感染症専門家と言われる先生が、市中データーを見なければ政策判断ができないと言われて、PCR検査を推奨し続けています、某朝の番組です。PCR検査で、市中感染をデーター化して、その先の政策は何なのでしょうか?隔離ですか?重症化を防げと主張されており、早期に、アビガンの使用を推奨されているます。アビガンに関しても、臨床医でも無い、医師資格を有してもいない専門家と称される方が、主張するのはおかしいと思います。まだ適応拡大されておりませんので、未承認薬の宣伝をしているとして、薬機法違反になるんじゃないでしょうか?しかし、日本の死者数はかなり低いです。そしてそのほとんどが、院内感染或いはクラスター感染によるものです。そして、欧米のように、医療関係者が犠牲になっていないのも、日本の特徴です。つまり、対策として比較的にうまく行っている方だと思います。ゴミ袋をかぶって、そんな粗末な防護体制で、命をかけている医療関係者には頭が下がります。そのためには、防護関連の物資ですし、医療関係者や入院患者、外来患者へのPCR検査です、彼らを守れれば、死者はもっと減らす事が出来ると思います。一般人の気休めのためのPCR検査なんて全く不要だと思います。それは、単にキットメーカーの懐を肥やすだけではないのでしょうか?