日本は遅れています。先ずはそこを認識しなければいけないと思います。

　日本が遅れていることの一つに、情報管理であろうと思われます。韓国では、コロナの感染者及び死者が毎日０時に発表されます。日本では、厚労省発表の１５日分のデータつまり、１４日分のデータですが、未だに発表されておりません。状況はわかります。各保健所から、各都道府県へそして都道府県から国へと稗田阿礼のように口伝伝承が行われているからです。それを厚労省の担当者がエクセルで入力します。本当ですよ。笑ってないで。

　本質的な問題は、今各病院にいる患者数を統合的にリアルタイムで把握するシステムが無いのです。各病院と保健所や都道府県健康部といったたころ（感染症課なんてところがあるかもしれませんが）とデータのリアルタイム連携が全く出来ていないのです。バッチ処理すらありません。本当は、夜間にバッチ処理で、流せる仕組みを作る事はあまり難しくはありません。インターネットを使うのが怖いのであれば、専用の電話ネットワーク（これってもう、ありえない世界だと思いますが、日本ではまだ、神話の世界にいます）でも使えばいいんですが、それも出来ません。

　何故なのかといえば、日本の公務員に情報管理という概念が無いからです。官公庁へ行った事があるなら、ご理解いただけると思いますが、どの人の机も書類・ファイルの山です。電子データーをわざわざ印刷してファイルに保存するなんて事をしている方もおられます。そして、なにかあれば、その魔法のファイルを見るのです。たまに整理が悪くて、見つけられない事があったりします。古いデータを使ったり。建物は立派なんですが、中は明治時代からほぼ変わっていません。そろばんのかわりにパソコンといったところでしょうか？つまり、明治以降、文系のあ法学部の糸達ばかりを採用して来た結果です。彼らが情報管理という仕組みを作る事を邪魔するのです、データーを自分の優秀な頭の中に入れる事で、ステータスを築いて来たからです。でもね、彼らの仕事は、膨大なデーターを分析し、活用する事が重要なんですが、自分たちの頭の中に入れる以外のデーターは必要無く、その中で政策を立案出来る能力が尊重されるという事になる訳です。まあ、国際的な競争に勝てないというのは明確ですね。

　マスゴミもまさに同じです。マスゴミと称する人達の専門性のレベルが低い。それで、いいんだろうか？専門家と称される方（ここも、何をもって専門家なのか良くわかりませんが）の意見を自分の意見に捻じ曲げて話をするなんて事も日常茶飯事です。もっと、マスゴミの中で、専門性をつける努力をすべきであろうと思います。本当に専門家を作る努力をしないと、あまりに恥ずかしいと思います。何でもかんでも反政府扇動するだけではね。

　日本は、今本当に岐路にあると思います。このコロナ感染症が良い機会になって、問題点をすこしづつでも改善してゆく必要があるんだろうなと思います。感染症に関して言えば、日本型の自主規制という政策は無理だろうと。命がかかった時に、自由は制限される事を容認しなければならない。そして、より効率的な（現代的な）社会構造を作ってゆかねばならない。と思います。しかし、今の日本にその概念は無いだろうなと思います。