hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

数値から見るコロナウイルスの状況

 コロナウイルスにおける死者についてなのですが、イタリアとイランは何故あんなに死者が出るのでしょうか?非常に疑問におもい、死者と感染者の関係を考えてみました。

 韓国では5000人の感染者に対して32人との事なので、致死率は、0.6%という事になるのでしょうか、日本では1000人に対し12人ですので1.2%という事になるのかなと。中国では8万人に対し3000人ですので、3.6%、イタリアは3.2%、イランも3.2%ということになります。韓国だけ異常に低いのは、韓国がPCR検査を多くしており、軽症者及び不顕性感染者が多く含まれているからと推測出来ると思います。その他の国では、基本的に発症者が中心ですので、3%程度の致死率というのが妥当なところでしょうか。日本が低いのは、クルーズ船を入れているからで、クルーズ船は結果的に全数検査をしましたので、706人中6名の死者で0.8%という事になります。この数値は韓国に近いように見えます。それ以外の日本では、293名中6名なので、2%という事になります。この数値には、帰国者のうちの未発症者が含まれているのではないかと想像できますので、発症者に対する致死率であれば、もう少し高いのかなと思います。

 つまり、発症者に対する致死率は3%くらいであると考えるのが妥当ではないかと思います。とすれば、死者を0.6%に設定すれば、韓国なみの不顕性感染者がいるのではと思いますので、中国においては、約50万人、韓国では5000人、イタリア、イランでは、1万人強、日本では1000人という事になるのではないかなと思ったりします。韓国の全数チェックに近い検査は、疫学において非常に有益なデーターになるのではないかと思います。それ以外の意味はあまり感じませんけれど。

 この中で推測出来るのは、イタリアとイランはかなり大きなクラスターが存在しているようにおもいます。そして、今後も死者が増え続けてゆくのであれば、感染拡大はかなり大変なものになるのではないかなと思います。見かけ上は多い韓国の感染者よりも、イタリア、イランの方が実際の感染者は多いのではないかという事だろうとは思います。

 もし、中国の状況が本当の数値であったとすれば、このコロナウイルスはインフルのような爆発的な感染は発生しないということになるんだろうなと思います。最大限に見ても1000万人の武漢で、40万人くらいの感染者であったという事は、人口の4%くらいが感染し、そのうちの1/5が発症し、そして発症者の3%が死に至るという事になるわけです。つまり、飛沫やエアロゾル感染における大量無差別感染がそれ程発生しないという事が推測出来るものと思います。私は、今まで、エアロゾル感染があるという認識を持っていましたが、そうでは無いようだと思うようになりました。という事からすれば、日本において適切な対応をすれば、1万人までの発症者は発生しないのではないかと思います。致死率は3%ですので、死者は300人MAXという事になります。勿論、かなり大きな数値になり、不幸なことではありますが、それでも、最悪のパンデミックは発生しないという事になるんだろうという事です。

 更に、初期用にアビガン、中期用にシクレソニドが利用出来るように思えるので、かなり重症化を防ぐ事で、死者を減らす事が出来るようになるのかもしれません。非常に希望が持てる様になってきたのではないかと思います。