hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

領土問題の解決は、日本には、ほぼ無理だろうと思います。

 現在、日本には、領土問題が存在しております。日本の立場としては、いわゆる北方領土と、竹島。日本は領土問題は無いと主張しておりますが、領有権を中国、台湾が主張している尖閣列島と3つの実質的な領土問題があると思います。そもそも、領土問題については、中々解決が難しい問題です。日本は、良く中国をイメージして、力による現状変更を認めないと言っておりますが。それは、日本において、北方領土竹島の現状を認識した上で、力による変更を認めないとしている事にもつながります。

 かつて、丸山穂高議員が、北方領土を取り返す方法は、戦争しか無いと言って、袋叩きに会いましたが、本音から言うとそれ以外に方法は無いはずで、本来は正しい考え方だと思います。戦争が前提であるというくらい難しい問題である事、そして、日本は戦争による解決をしないので、物凄く茨の道であると説明すれば、分かってもらえる人もいただろうと思います。言い方も含めて、TOPが悪かったと思います。

 つまり、北方領土が帰って来るなんてのは、夢物語であり、竹島も同じく、未来永劫帰っては来ないという事です。では、諦めるのかと言えば、それは違うという事になります。そもそも、日本はロシア(当時はソ連)とかつて不可侵条約を締結しておりましたが、ロシアが一方的に破棄し、千島や満州に侵入して来たというものです。これは、国際法違反であり、ロシアに多くの日本人捕虜が連れ去られて、その地で強制労働をさせられました。これも、国際法違反です。その国際法違反の上に、占領されたのが北方領土であるという事だと思います。つまり、これは、非常に重要な交渉材料にはなると思います。冷戦時期とは異なり、ロシアはかなり国力が落ちております。日本にとって、重要なパートナーではありません。そして、安全保障上は、仮想敵国に相当する立場でもあります。とすれば、北方領土問題と日ロ平和条約締結問題を両方有している事は、日本にとっては、良い、交渉材料であろうと思います。そして、それは、日本に有利な条件でなければ、合意しなくても、痛くもかゆくもないので、まあ、交渉材料として使うべきだろうと思います。

 竹島問題も同様です。今の対応で十分です。自分達の領土になるのは、難しい。であれば、不法占拠であるという事を交渉条件にしてゆけば良いと思います。それは、未来永劫でいいと思います。日本にとっては、全く問題ないと思います。そもそも、実行支配している、竹島を何故あれ程、神経質になるのでしょうか?オリンピックで、竹島は韓国の領土であるとPRするのも、異常です。日本が実効支配をしているのであれば、PRの必要があると思うのですが。日本人が、海外の人(政治家ではない、一般人が)に尖閣は日本の領土ですって、PRしますか?つまり、あれだけ、政治家が上陸したり、大統領が行ったりするのは、韓国人も心の底で、後ろめたく感じているからなのでしょう。とすれば、竹島問題は、未来永劫、日本の有力な交渉材料となります。そもそも、慰安婦は政府間合意があり、徴用工は、日韓基本条約で解決済みであると言えます。そもそも、日本側には何も不利な交渉材料はありません。

 領土問題は難しい、それ故、それを最大限利用する事を考える事が正解なんだろうと思います。