hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

野党4党は、将来的に政権奪取したとして、纏まるのでしょうか?

 今日の、首班指名で、立憲民主党の代表の枝野さんに、立憲、国民、社民、共産が投票したそうです。まあ、負ける事が前提ではありますので、負け方という事で、今後、この4党で野党統一候補を出しますよという意思表示なのだろうと思います。現実問題として、総選挙において、統一候補を出せば、それなりの成果は上がるだろうと思います。流石に、政権交代は難しいだろうとは思いますが。その道筋はつくはずだと思います。

 ただ、その先、政権をこの4党で奪取したとして、何を目指しているのかが見えないなぁと思います。サッカーで言えば、完全にリアクションサッカーで、自民党がこういう事をしているので、それに反対するという事をし続けていれば良いという事をし続けておりますが、じゃあ、新しく何かをしようとして、まあ、いわゆる、ポゼッションサッカーを目指した場合、ポストプレイや、サイドアタックといった戦術が異なりますので、どうするんだろうかと思います。特に、共産党は、今、護憲と言っていますが、天皇制廃止は、護憲ではないですよねぇ。自衛隊違憲であり、国民の理解が得られれば廃止するとしております。社民党は、元来、自衛隊違憲であります、今も根底はそうでしょうね。何とか民主2党は、自衛隊は合憲で、個別的自衛権は合憲であるという立場だと思います。どう収拾させるのでしょうか?自社さ連立政権時に、社民党は、あっさりと自衛隊合憲に踏み切りましたが、共産党は、絶対に合憲に向かうとは思いません。

 つまり、この4党による連立はまあ、不可能であると思われます。それよりは、共産党社民党を排除して、なんたら民主2党と公明党の連立の方が現実味はあると思います。もっと言えば、自民党となんたら民主2党の連立の方が、共産党との連立よりは現実味があると思います。とすれば、なんたら民主2党の目指す連立は、自民党との連立政権の方ではないのかなと思ったりします。与党に入る事で、具体化できる政策はあります。実際、公明党は、少数なのですが、うまく立ち回って、常にベビーフェイスを演じております。

 日本の野党3党の支持母体は労組です。しかし、その労組自体が、弱体化しつつあるように思います。現在の若い人にとって、左翼思想は、カッコいいとか、先進的なというイメージは無く、古臭いとか、年より臭いというイメージがあるのではないかと思います。勿論、自民党も、そういったイメージではあると思いますが、自民党の場合、若者組織は、いわゆる青年商工会議所等の、経営者側、後継者側を中心にしているところがあって、そこから、町おこしや村おこしのような、経営面での活動、つまり成果を中心に考える的なところがあります。政府に反対し、デモをして、結果的に何も得るものがないような労働組合運動に、興味を持つという人が少なくなるのは当然でしょうね。

 怒りは、結構人を動かせますが、実際は、それ程長続きしないものです。つまり、その意識自体が負のものですから、人って負、マイナス意識を持ち続けるのは結構つらいのです。それより、プラスつまり成果を得られば、人はその内容で、幸せに、やりがいに感じたりする事が出来ると思います。左翼マスコミの原動力は怒りだと思うのですが、それが続かないので、コマーシャリズムになってしまって、つまり、政府批判は、それなりに売れる、お金になるという意識を持つ人が出て来るのは仕方が無いと思います。市民団体にだって、そういった人達も出て来るでしょうね。生活の糧としての反政府運動的な。基本的に、そうなってしまってからでは、しがらみがありすぎて、手足をしばられる事になるのでしょうね。

 枝野さんの言葉、マイナスばかりです。彼は、人を批判するだけで、何かを解決しようと、或いは、国民を扇動しようとしているのだろうと思いますが、多くの国民は、モリカケや桜よりは、コロナと経済で頭の中一杯でしょうね。で、自民党は、GOTOなる、プラスを出す訳です。10万円の一律給付金を出す訳です。いいとか悪いとか簡単に判断できませんが、人の心をつかむためにプラスを見せるのは、コロナ、マイナスの中で、取るべき手法であったと思います。人は、マイナスで燃えますが、長続きしません。プラスをうまく絡める事で、マイナスを作り出す事も出来ます。なんて事は、もう、誰もが分かっている事だろうとは思いますが、どうも、枝野さんは、マイナス煽りしかしないので、どうなのかなぁと思ったりします。