hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

立憲民主党は、1+1=3を考えているんでしょうが、1+1=1になるのでは?

 立憲民主党野党第一党となったのは、マスコミがきぼうの党の排除論を、あたかも悪であるように煽って、立憲民主党を支援したからという側面があると思います。信念を貫いた人たちとして。国民民主党が崩壊していったのは、旧民主党から明確な脱却が出来なかった事と同時に、きぼうの党を数の力で、奪って、民主党を再構築したという印象を持たれた事なのだろうと思います。

 今回、その悪印象の国民民主党立憲民主党がくっつく訳です。これは1+1=3になるのでしょうか?印象的には、1+1=1という結果になるのでは?と思ってしまいます。立憲民主党共産党と共闘するという歴史は、過去に社共連携という左派連合があったと思います。社公民路線で、中道左派を目指してうまくゆかず、社会党左派の主導によって、社共連携が生まれたのですが、長続きしませんでした。これこそ、1+1=1になった典型なんだろうと思います。

 なぜそうなったのかと言えば、日本は、30%の右派と40%の浮動層と30%の差左派で構成されていると思っております。しかし、その左派30%でも極左と言える共産党支持者は5%程度でしょう。この5%を取り込む事で、残りの左派の一部と、浮動層の多くが流れてしまうのだろうと思います。本質的に、過去に細川連立政権も、民主党政権も、右よりに行くことで、政権奪取出来た訳で、左寄りに行くと大体先細りになるというのは、歴史を見れば、理解できるこのとではないかと思います。

 つまり、政権を取るならば、浮動層を取り込む事は重要で、そのためには、共産党を排除しなければいけないという事になります。とすれば、旧民主党レベルの合体ではなく、例えば、石破さんを取り込むとかの自民党の一部を取り込む事が必須なんだろうなと思います。それを小池さんは、実際に行ったのですが、理解できない、頭の固いマスコミと立憲民主党グループによって、潰されたという事です。もし、成功していれば、今回の総選挙において、きぼうの党をベースの政権選択選挙が出来ていただろうと思います。つまり、立憲もマスコミも、自民党政権をしっかりと支援しているという事でもあります。共産党との共闘は、この政党が左翼勢力しか見ていないと公表するようなものです。(実際、共産党の方がかなりまともで、しっかりとしているようには見えます。週刊誌を片手に、政府を責める事が国会審議であるというレベルの政治家よりは。ただ、共産党の本質は、天皇制廃止であり、自衛隊解体であり、その後、再軍備であろうという事が潜在的には含まれておりますし、彼らが民主主義を有しているとも思えません。何故なら、党首選挙も出来ない政党ですから。)

 つまり、現状での共産党との共闘は、自分達の議席を守りたいだけであるからですので、「自分民主党」という名称が適切なのではないかと思います。今度は、ある意味、排除された、玉木さんのところが、もしかしたら、うまくPRすれば、そこそこの実績を上げるかもしれません。過去の民主党の問題点は、政権運営経験の問題と、左派勢力への配慮と、そして、あの小沢さんだったのだろうと思います。少なくとも、左派を排除し、小沢さんを排除したという事は、非常に未来が明るいように思います。というか、立憲の未来は、また、分裂でしょうね。そもそも、小沢さんが今、何をしたいのか?単に、政党を作って、潰すマニアなのかとしか思えません。