hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

日本人は、他国の文化に憧れ、取り入れてそれをローカライズして行ったと思います。

 明治時代の若者は、ヨーロッパ、花の都パリに憧れていたんでしょうね。戦後は、アメリカでしょうね。豊な国アメリカ、映画、音楽、ファッション、その他の文化、アメリカかぶれなんて人が出来て、留学とかで、アメリカに行っていたりするともう、憧れの存在で、その人の語るアメリカをイメージしてたんでしょうね。勿論、ヨーロッパもあったけれど、アメリカのプレスリーからイギリスのビートルズが日本で熱狂したのは、ビートルズアメリカでの成功なんだろうなと思います。そして、両方の面を持ったビートルズから、アメリカよりも日本で先に熱狂したクイーンなんかも生まれて来たと思いますが、大きな流れは、アメリカに関する憧れだったんだろうなと思います。

 しかし、時は流れて、今の若者は、韓国の映画、音楽、ファッション、その他の文化に憧れるようになっているように思います。それは、かつての日本人が、アメリカに憧れたように。当時のアメリカは追いつけない手の届かないような憧れだったと思うのですが、今の韓国は、直ぐ隣で手が直ぐにでも届くような身近さを持った憧れなんではないかなと思います。特に、韓国への憧れは、学生年代が中心に思えます。彼らの世代は、大人世代が抱くよいうな、政治的な問題は関係ありません。いいものはいいそれだけだと思います。アメリカの時代も、今の韓国も、実は、日本の大人がからんだコマーシャルベースのものですので、まあ、そんなに純粋なものでは無いのですが、流行とは、そういったものでありますので、それを否定すべきではないと思います。

 時間というものは、流れてゆくのですから、そのうち、韓国から、中国や、インドに憧れが変わって行くのかもしれませんが、その文化というものをしっかりと取り入れて、更に、日本独自の発展形を作ってゆくというのが日本らしいと思っております。古より、そういった、他の国の文化を積極的に取り入れる事で、日本は今の文化を構築していったのだと思います。勿論、入ってくるものは、良い文化も悪い文化もあるのでしょうが、清濁含めて外国に教えを請いそして、それを自分なりに消化してゆく事をしていたのだと思います。

 今の韓国文化の流入と日本人の熱狂は、悪い事ではありません。これからはアジアの時代と言われております。今までアジアを卑下するという心が日本人の慢心を生んでしまったというのは間違いないと思います。アジアに教えを乞う事で、日本はまた、新しい日本化をして、日本を構築してゆけると思います。嫌韓の人にとっては文化を支配される事は、腹立たしい事かもしれませんが、長期的に見れば、日本人のポテンシャルを信じれば、少なくとも、今は優れている(まあ、優れているというより好かれているという方がいいでしょうね)韓国文化をうまくローカライズして、日本なりのもっと好かれる文化を作ってゆくと思います。勝負で言えば、今は日本の完敗ですが、勝ちの中には何もないですが、負けの中には全てが詰まっていると思います。というよりも、負けてもいいじゃないですか?日本人のポテンシャルを信じましょう。