hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

少子高齢化について

 日本では、少子高齢化が問題になって久しいと思います。日本の人口が増えた時代は、或いは増やそうとした時代は、戦争期の産めや増やせや政策と、その戦争時期に生まれた多くの人の子供である、団塊の世代だったのではないかなと思います。人口増は、日本という国の経済を支える事になりますので、日本がそれなりに豊な国になっているのは、やはり1億2千万人という人の数だろうという事は明白だと思います。

 今、日本の年間出生数は、80万人くらいですので、このままキープしてみんなが100歳まで生きれば、日本の人口は、8000万人になりますが、そうなる事にもならず、恐らく、5000万人くらいまで減るのではないかと想像出来ます。そして、その中でも、出生率が1.3くらいであれば、3000万人、2000万人と減ってゆく事でしょう。そうなれば、というより、もう今でもそうなっていると思いますが、外国籍の方が日本で生活し、日本国籍を有する事になるのだろうと思います。今でも、生まれてくる子の50人に1人は、いわゆるハーフの子だそうです。ハーフという言葉は、極めて差別的な言葉でありますが、現実的な言葉でもあります。日本人は、実は日本固有の文化というものがあまり存在しない民族で、ほとんどの文化は、外国から流入したものを、自分達に合うようにアレンジして、それを自分達の文化として純化しているように思います。中国人が書いた文章に、唐の長安がどういたものかを知りたいのであれば、日本の京都に行くべきであると。中国にある唐の長安の名残は、ほぼ偽物で、京都ではそれが文化として根付いていると。といったものがあったように記憶しています。日本には、中国、朝鮮、ポルトガル、オランダ、イギリス、アメリカと様々な国の文化が流入し、それを自分達の文化にして来たのだと思います。それは、日本人の魅力でもあったところだと思います。しかし、その根幹は、日本人なるものが、流入する人よりも圧倒的に多かったからだろうと思うのです。しかし、これからは違います。日本人という民族よりも、他の民族、或いは他民族由来の方が多くなり、日本というベースが無くなってゆくのだろうと思ったりします。

 それは、日本人として悲しい事なのかもしれませんが、半面、それはそれで、いいのかもしれません。日本人は、敗戦後、アメリカに戦争責任についての、洗脳を受けました。冷静に考えて、同じように洗脳されたはずの、イタリアとドイツは、全くその洗脳を引きづっておりません。特にドイツは、悪者をナチスにして、自分達は第3者としてしまいました。いいか悪いかは別にして、彼ららしい合理的な選択であったと思います。イタリアも、基本的にムッソリーニ勢力に戦争責任を限定しました。戦争というものがそういったもので、責任なんてものは、当事者でうやむやにするという、ある意味戦争慣れしている国の対応なのでしょう。しかし、日本人は、戦争慣れ、或いは、敗戦慣れしていなかったので、国民全てに責任があるといった、バカげた発想に陥る訳です。今、生きている人達全てが植民地支配に責任があるとしたら、ヨーロッパの国は、どうすればいいんでしょうか?彼らは、アジアや、アフリカや南アメリカの富を略奪し続けていたのですから。歴史は歴史であり、学ぶ事は出来ますが、歴史を裁くことは出来ないのです。人間にあるのは、未来であり、過去ではありません。未来を作る事が出来ますが、過去を作る事は出来ません。しかし、日本人のそのたぐいの人達は、過去を作ろうとしております。無理ですとしか言いようがありません。どらえもんにでも、頼んでみたらどうでしょうか?
 というか、そういった、日本が、外国人の流入によって、変わるきっかけになるのではないかと思います。その国が、日本であるかどうかは別にして、日本国籍を有する人達が作った、いわゆる他民族国家になってゆくんだろうなと、そこには、もう、洗脳された日本人は少数化し、消えてゆくんだろうなと思います。というか、そういった人達は、今、洗脳されていない日本人をレイシストと呼びますが、実は、洗脳されていない日本人が普通の感覚で、彼ら自体が、普通の日本人に対するレイシストであるという事に気が付いていないようではあります。後、50年もたてば、今の、日本人がいかに面白い事を言っていたんだなと、笑い話のように語られる時代が来るんだろと思います。