hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

ようやくワクチン教のワクチン念仏も、本当の事が分かって来たのかもしれません。

 ワクチンの大手3社があまり進捗していないのは、ワクチンの危険性を熟知しているからだろうと思います。そもそも、アデノウイルスを使用したウイルスベクターワクチン、mRNAワクチン、DNAワクチンも現時点では、1億人規模で使用出来るというような、いわゆる枯れた技術では無いと思いますので、中々大変だろうなと思います。まあ、多くの場合、ベンチャー企業は、資金がありませんので、早急に株を売るという事を行って、資金調達すると思います。モデルナなんてのが、その典型だろうなと思います。結構保有株を売っているようで、一種のお金儲けになっているのかもしれません。そもそも、モデルナには、生物製剤を充填するような技術も施設ももっていないため、ある時点で、大手の製薬メーカーに売却するんだろうなと思います。高く売ると思います。

 大阪大学のDNAワクチンとかについては、研究費を貰いたいと思っているんだろうと思います。そもそも、ウイルス製剤をつまり、無菌での充填施設を普通の薬品会社は有しておりません。液状の注射剤は結構充填するのが難しいのです。それ故、大阪大学宝酒造が作るといっても、どこか無菌充填が出来る企業を探すんだろうと思います。ただ、1億本という規模はとんでもない量です。そもそも、日本に1億本ものバイアルを製造できる(1か月とかの単位で)企業がありません。充填ラインも普通は1日40万本くらいが限界です。30日フルで充填すれば,1200万本ということになりますので、1か月で充填できる施設を作るとすれば、10ラインが必要になります。物凄く、広大なスペースが必要となりますので、2年、3年は先ず無理だと思います。そもそも、1企業は無理ですから、複数の企業にお願いする事になるのでしょうが。そもそも、インフルエンザの時期はまあ、無理でしょうね。いったん施設を作ると、維持管理するのに、膨大な費用がかかります。24時間365日、25度に設定しておかねばなりません。エアコンも特殊なもので、換気回数の物凄いものが必要になります。つまり、外気を取り込んで、夏なら冷やして、そのまま排出するというものです。普通のエアコンは、オールフレッシュは使いませんが、無菌製剤の場合は普通です。そして、いつ使用するか分からないかもしれないが、年1回は大規模点検が必要となります。物凄い費用です。設備で1000億くらいで、ランニングコストは、年間50億円くらいは必要になるのでは?

 日本のワクチンメーカーだけではなく、海外の大手ワクチンメーカーの動きが遅いのは、おそらくここにあるのではないかと思います。つまり、全く儲からないのです。じゃあ、アストラゼネカファイザーはと言えば、経営者があまりワクチンに詳しくないために、突き進んでいるのではないかと思います。ワクチンメーカーは1976年のアメリカでの、豚インフル接種事故がトラウマになっております。ですから、中々、様々な基礎実験を端折ったワクチン製造、それも、ブランニューの手法を使用したものなんて、恐らく、怖くて推進出来ないのではないかと思います。

 政治家に尻を叩かれても、失敗すれば、世界じゅうから袋叩きになります。そこまでのリスクを冒して、簡素化した手法でワクチンを作れるのは、ロシアとか中国くらいしか無いのではないかと思います。