hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

ネット時代での、マスメディアの生き残りについて

 アメリカでも、マスコミが、報道しない自由を発動しまして、白人の子供が黒人に射殺された事は、2つのメディアを除いて、沈黙だそうです。白人悪で、黒人善の環境を作りたかったのだろうと思います。しかし、昔であれば、それでも隠せたのでしょうが、今は、ネットで拡散しますので、発覚すれば、マスメディアの信頼が薄れてゆく事になると思います。

 マスメディアの願望は、世論を導いて、世の中を変えるというものではないかと思います。自分達の扇動によって。自分達の考えによって。しかし、現実はそう簡単ではないんだろうと思います。賛同してくれる人も拒否する人も当然いると思います。それでも、アメリカは、民主も共和もそれなりに支持者がおりますので、多くのマスメディアは民主寄りですので、ついてくる人はそれなりにあると思います。しかし、日本では、多くのマスメディアは左翼です。日本における政治思想の割合って、2割が右翼で、1割がそこそこ右翼、4割がいわゆる浮動層で、1割がなんちゃって左翼、2割が生粋の左翼といったところだろうと思いますので、左翼マスメディアについて来る層が薄い事になります。そこで、まあ、報道しない権利の行使もしますし、報道しすぎる権利も行使しますし、もしかしたら騙しではないのかという主張もしたりします。でも、マスメディアの汚いところは、その騙しのような極論を、素人に言わすのです。素人の人の責任で。実は、その番組が、その素人を配置しているという事は、暗黙の了解があるはずなんだろうと思います。ここは、マスメディアの汚いところではあると思いますが、まあ、その仕組みに煽られる人も一定数いるので、それはそれで、価値があると思います。

 ただ、そういった層と固定の30%だけでは、日本の世論の多数を占めるのは難しいのだろうと思います。そこに、マスメディアのくやしさもあるんだろうなと思うのです。◎日新聞というかつてクオリティペーパーと呼ばれていた新聞があります。この新聞は、かつて、本当に信頼されていたと思います。しかし、今、右派もしくは、無党派層からすれば、ゴシップ紙として、東京スポーツ的な位置づけになってしまっているようです。という事は人口の40%が否定していることから、もはや、クオリティペーパーに復活するのは絶望的なんだろうと思います。ですから、もうあきらめもあって、露骨に、フェイクニュースまがいの事までするようになりました。まあ、将来的にはくらいでしょうね。

 実は、マスメディアが生き残るは、かつてのような、自己主張をする事を、それが得意なネットに任せて、徹底的な客観性というポジションを獲得すればいいのになと思います。もちろん、今のようなステマも排除して、メーカーのタイアップもやめて、企業規模はかなり小さくなるでしょうが、信頼できる、客観的事実を伝える媒体とすれば、絶対に生き残るんだろうと思います。もしかしたら、それによって、子汚いタイアップやステマを意図しない、真っ当なスポンサーが(そのステータスアップ、企業イメージアップとして)つくようになるかもしれないと思います。胡散臭い、左寄りのフェイクまがいの記事を書く新聞に、ステマで取り上げられても、あまり価値が無いし、特に情報弱者は別にして、普通の人はステマだろうと見きっていると思いますので、更に、新聞の印象が悪くなるというものでしょう。

 ネット時代に必要なものは、客観性だと思います。作り手の主観がネットにあふれます。客観性を維持するには、ガバナンスが必要です。手を抜くとすぐに主観に乗っ取られます。つまり、この分野については、それなりの組織が必要なんだろうと思います。◎日新聞がフェイクニュース扱いになり◎経新聞が、新たなクオリティペーパーとしての位置づけを得たのは、まさに、この客観性への信頼であろうと思います。勿論、◎日との対比として、相対的にという意味で、◎経新聞が、客観的な新聞であるとは思いません。ただ、経済については、客観的である振りをしております。◎日新聞は、大きなミスをし続けました。没落の姿です。経営層に能力が無いと、ここまで崩れるんだという事を教えてくれました。まあ、一つの歴史なんでしょうね。