hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

ドライブスルー検査について

 ネットで見ていると、韓国ではPCR検査の精度を95%と発表しているようです。日本は30%〜70%と考えていると思います。実際PCRを使っている人は、95%というのはかなり難しいのではないかと思っているのではないでしょうか?日本においては。サンプルの採取において、少量のウイルスの遺伝子を取り出す確率は95%までは到底無理と思うのが一般的ではないでしょうか。血液を採取して、抗体検査であれば、100%に近いかもしれませんが。ただ、PCR以外に診断方法は無いので、これを最大限に活用しているのは、素晴らしいとは思います。恐らく、スタッフが優秀なのだろうと思います。(少し、皮肉を込めていますが)15万人で7000人くらいの陽性者というデータなので、5%弱という事です。20%くらいを落とす事になっていれば、1%くらい陽性はあるのかもしれないと想像出来ます、また再検査はしていないと思いますので、偽陽性をどうしているのかも気になります。最悪1%1500人を取り逃していたら、かなり影響はあるだろうと思います。つまり、検査していない日本とあまり環境は変わらないという事です。恐らく、CDCも韓国スタイルの全数検査はしないと思います。意味無いから。CNNやBBCとかのマスコミにはインパクトがあるので好評だとは思います。

 それから、ドライブスルー検査についてですが、日本では、感染拡大のリスクが言われていますが、そうだろうなと思います。アメリカとかで、ワクチンのドライブスルー接種なんかは一般的で効率的ですが、日本では絶対しない。出来ないですよね。これは、もう価値観の問題なんだろうなと思います。ぶっちゃけ本音で言うと、アメリカのワクチン接種は保険会社のリスクヘッジのために、出来るだけ多くの人にしっかりとワクチンを打ってもらいたいという事なのだろうと。少々問題があっても何とかするからという姿勢なのでではないでしょうか?ワクチンには当然危険性があるが、多くの人達を守るというためには、リスクも許容するというものだと、ワクチンの本質を理解している風土があると思います。対して日本は、集団のメリットよりも個人を優先するというか、ミクロ的な視点から逃れられないので、接種事故があれば、ワクチン全てを否定する層が出てきますので、保守的過ぎるくらい保守的であると思います。

 PCRの検体採取でなければ、例えば、インフルの痰や鼻汁の採取であれば、(そして被験者、自らが採取するという前提で)まあ、ドライブスルーは効率的だなぁとは思いますが、日本ではそれでも、否定されるんだろうとは思います。ただ今回の韓国のドライブスルー検査は、流石に疑問を感じます。下気道の痰を採取するのに、車の窓からって、本当に出来るんだろうかと。もし、出来るにしても、耐性的に医療関係者は対面で至近距離で向き合うのは危険です。それも、N95のマスクで、このマスクを5時間もつけていたら、そっちの方が病気になります。肺に負担がかかって。その上で、N95のマスクでも、完全に防ぐのは無理だと思います。という事で、あくまで簡易的な精度しか見込めない上に、医療関係者が危険である事等を考えると、あまり得策では無いと思います。合理性を重要視するアメリカでは、採用される可能性はあると思いますが、CDCがそれ程パニクったとしたら、大変な事になるのかもしれません。

 ただ、本当に、イタリアとかの情報を断片的に聞くにつれ、もしかしたら、もっと大変なものではないかと思ったりもします。その時は、やはり、日本方式しか出来なくなるので、政府は批判されるにしても、それ以外はできないだろうなとは思います。