hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナについて、今までの問題点とこれから。

 コロナはいつまで続くのでしょうか?去年の今頃は、1年も続いているとは全く思って無かったように思います。夏が来れば終わるだろうと。でも、ずっとコロナは続いています。アメリカやイギリスでは順調にワクチン接種が進んでおりますので、コロナ後の世界像が見えてきているように思いますが、日本はまだまだでしょうね。今回は、やはりマスコミが煽りすぎたように思います。それに政治家が乗ってしまったというところで、一般国民まで、巻き込まれてしまったというのが、客観的な評価ではないかなと思ってしまいます。

 感染症の世界では、パンデミックは、インフルエンザを想定していたと思います。ですから、システムが全てインフルエンザ用にセッティングされていました。現在のコロナ検査の主力は、PCRですが、日本において検査が後手後手になってしまったのは、このPCRの問題からだと思います。そもそも、PCR感染症のウイルスを検査判定するために想定していなかったのが、現実でしょう。韓国、中国、台湾では、SERSそしてMERSがありましたので、PCRが検査用に使う事も想定していたと思います。しかし、日本はその感覚が無かったという事ではないかと思います。また、PCR自体が特殊なもので、それを利用するのは更に特殊な技能が必要であるという、保健所、衛生検査所等の縄張り意識があったのではないかと想像します。実際PCRを使用しているのは、大学とか企業とかの生物系や医学・薬学系等の機関の方が中心だと思います。手技も間違いなく、衛生検査所の方よりは熟練していると思います。もし急激にPCR検査を増やすのであれば、そこに1件1万円くらいで、検査を委託すれば良かったのだと思います。彼らも、研究費が無くて困っていますので、結構、美味しいと思って積極的に協力したと思います。でも、厚労省や、都道府県の役務感染症関係の役人はそれをしなかった。これは、まさに縄張り意識でしょうね。文科省とかにお願いするのが嫌だったからでしょう。

 ただ、PCR検査は、この感染症の本質を間違った方向に向かわせたという側面もあると思います。普通ウイルス感染症は、発症からスタートです。インフルエンザでも、熱も咳も無いけど、医療機関に並んで診察してもらう人がいれば、奇異に感じるでしょう。それが普通です。発症してからスタートする訳です。しかし、PCR検査が出来るので、発症前の不顕性感染者も拾い出す事が出来るようになりました。恐らく、ウイルス感染症では初めてのケースではないかと思います。日本では。実は、MERSで、韓国はそれをしていたので、不顕性感染者の拾い出しが、有効であると事を理解していたのだろうと思います。ですから、韓国は特に初動の動きが良かったと思います。しかし、それは、あくまで初動です。市中感染が拡大すると、それは意味が無くなります。つまり、全員を捕捉出来ないからです。全員を捕捉出来なければ、当然、そこが種になって、感染拡大します。ですから、韓国も今、600人くらいですかね。日本とそれ程違いがあるとは思えない状況になっていると思います。PCRに関しては、もし、日本において、従来のインフルエンザのように、発症者のみを拾い出すようにしていたとすれば、感染爆発していたのだろうか?という疑問があります。もしかしたら、あまり変わらなかったのではないかと。

 初期に、マスコミが騒いだので、コロナは新型インフルの特措法適用になってしまいました。この法律は、致死率50%を超えるような、いわゆるH5N1ウイルスを想定して作ったものです。非常に、無理がある法律でした。しかし、マスコミと一部専門家と称される方によって、コロナを恐怖の感染症にしたて上げられてしまいました。最初に5類相当にしておけば、発症者からスタート出来るので、従来の一般的な感染症と同じ状況であったと思います。ただ、それはそれで、マスコミの煽りが凄くて、国民はパニックになって、政府を批判していたでしょうね。後から考えると何故あんなにおバカだったんだろうと思う事がありますが、このコロナはまさにそうでしょうね。

 今後についてですが、コロナに関しては、変異株が報告されております。そして、全世界で恐らく数億人が感染しておりますので、今後も変異株がどんどん発生して来るだろうと思います。当然、それは、ワクチンや罹患によって産生された抗体が効かないウイルスに変異するであろう事は容易に推測できます。何故かと言えば、生き残る変異をしたウイルスだけが生き残るからです。感染者が少ない内に押さえ込めば、止める事が出来るでしょうが、ここまで、全世界的に拡大すると先ず無理だと思いますので、今後、コロナはずっと続いてゆくだろうと思います。来年とか再来年とかという短期間ではなくて、ずっと、付きまとわれるのではないかと思います。まさに、With コロナでしょうね。