hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナ感染症でわかった事、従来の認識の間違いについて。

 コロナ感染症に関する認識について、大きな間違いがあったのではないかと思っております。その根拠は、東京での抗体陽性率が1%程度であったというDataです。12月27日くらいまでの数値ですので、その当時の陽性者が人口の0.3%程度でしたので、検査陽性者の3倍くらい不顕性感染者がいると想定される専門家もおられましたので、現時点の検査陽性者は0.8%程度ですから。抗体保有者は2.5%程度ではないかと想像できます。

 つまり、この感染症は、1年かけて2.5%程度の感染伝播力であるという事が明確になりました。これは、感染伝播力が強力であるとは言い難い数値だと思います。インフルエンザの場合、年間というか一冬で、1000万人くらい発症します。不顕性感染者がいるであろうと想定したとして、1冬で人口の10%は抗体を保有するという事になると思います。つまり、期間設定も考えれば、1/4の期間で、4倍感染するのが、インフルエンザということになります。

 マスコミは、コロナ陽性者が町中に溢れているような煽りを繰り返しますが、実際は、100人2.5人程度であり、その中ではもう感染力のあるウイルスを保有していない人も多くおられるでしょうから、スプレッダーは、100人に1人以下であろうという事になります。つまり、実際は、スプレッダーは街にそれ程はいないということになります。大都市の東京ですら。とすれば、実際は、感染拡大は、局地的に起こっているという事なのだろうと想像出来ると思います。つまり、クラスターです。クラスターの発生要因、或いは可能性の高い場所として、飲食系が挙げられたのは、非常にリーズナブルだと思います。そして、それなりにそこからの拡大を止めるという事で、今成果が上がっているのは、まさにその政策がフィットしたのでしょうね。次のクラスター予備軍は、間違いなく、医療機関でしょうね。ここには、発症者が集まります。そして、基礎疾患のある人、高齢者が多くおられます。ここで、クラスターが発生するリスクは高いであろうと思われます。高齢者施設もハイリスクの高齢者がおり、介護に濃厚接触が必要という意味ではリスクがありますが、陽性者との接点は、それ程多くないとも言えるのではないかと思いますので、優先順としては医療機関の方が先であろうと思います。

 つまり、医療関係者に先行でワクチン接種をするというのは、日本の現状においてはBestの政策なのではないかと思っております。そこでの感染拡大を止める事が出来れば、この感染症の拡大はかなり抑える事が出来るのではないかという事です。

 不思議な事に、マスコミも、マスコミに出られる専門家の先生方も、この点についてはあまり言及されていないように思います。インフルの1/16の感染伝播力のコロナが、変異株で、感染性が1.7倍上昇したところで、インフルの1/9くらいの感染力ということになります。つまり、変異株も、それ程一般人は恐怖を感じる必要は無いということになると思います。