hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

大阪都構想の終焉について

 大阪都構想は、完全に終焉した事になるだろうと思います。この敗北は、維新の今後にとって非常に苦しいものになるのかもしれません。日本という国が、抜本的な改革を許さないという保守的な国民を有しているという事は、日本らしくもあります。

 府と政令市は、権限が当然かぶりますので、純粋に考えれば無駄ではあると思いますが、その市が4つの特別区に変わるとすれば、その機能は結果的にあまり変わらないのではないかと思います。そもそも、維新もかつては、道州制を目指していたと思います。そちらの方が、分かりやすかったのではないかなと思います。ただ、それは、住民投票ではなく、国の仕事になると思います。道州制を採用し、州には、憲法に基づく法律の制定権を与える事が出来れば、世の中は変わるだろうと思います。ただ、それは、それで、非常に大変な事なんだろうなと思います。

 大阪は、変らないと意思決定した訳ですから、それはその民意を尊重するべきであろうと思います。その民意の中で、より良い大阪を模索してゆくのが、政治家の務めではないかなと思います。そこには、維新も、自民も、その他の野党も同様に責任を負っていると思います。

 この大阪問題は、自民、共産、立憲、そして、市役所職員、マスコミが一致して反対しました。その反対した人達の描く、大阪という未来をしっかりと見てみたいものだと思います。