hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

高橋先生の仮説に対する疑問点として

 高橋先生の仮説は概ね疑問点を解決されている認識なのですが、その中で、納得出来ない部分は、アメリカと日本の感染者数の違いです。何故アメリカは多くて、日本は少ないのか?人種間の差で、アジア人はコロナに強いという事なのですが、自然免疫で、感染防御出来るレベルの量で、人種間でこれ程の差が出来るのだろうかという疑問が解決できません。獲得免疫においては、人種間の差或いは個体間の差は有ると思うのですが、自然免疫で、そこまでの差(日本とアメリカでは2桁の違いがあります)があるんだろうかという疑問です。このウイルス以外では、自然免疫で、ここまで大きな差があるという説はあまり見たことがありません。
 確かに、生活環境もあると思います。マスクも土足問題もあると思いますし、手洗い等の問題もあると思います。しかし、濃厚な飛沫感染以外は、自然免疫で防御できそうに思うのです。インフルならば、エレベーターのボタンについたウイルスを口の中に入れる事で、つまり、それくらいの少量で、感染するとは思いますが、コロナでは、発症する前に自然免疫で解決されてしまうのではないでしょうか。ですから、これ程大きな差を生活習慣であるというのは言い難いと思うのです。

 その点において、この仮説は解明されていると思えません。そして、その点が最も重要なファクターなのかもしれません。

 また、唾液の中に大量にウイルスが存在しているというのは、舌の上でも増殖するという事だろうと思います。つまり、味覚が破壊されるのは、味蕾等を破壊するという事なのかもしれません。匂いについては、鼻の中で増殖している事なのだろうと。つまり、最も濃厚な感染を生み出す要因は、唾液という事なのかもしれません。とすれば、最も危ない行為は、キスであろうと。欧米では、キスについては、文化として定着しております。さすがに唾液を濃厚に絡ませるようなキスは他人とはしないでしょうが。それでも、頬にキスというのは普通の事で、そこに至る経緯で、密接した空間で、言葉を交わすという事もあるのかもしれません。しかし、これでも、2桁違うという事を説明出来るものでは無いと思います。

 という事で、まだ、迷宮の中にいるようなのですが、それでも、自然免疫については、期待できる部分があるとは思っております。