hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナ感染症の最近の傾向について

 数字上は、感染者数は収束の方向に向かっていると思います。少し不思議だなと思っているのが、致死率が一向に上がらないのです。1.92%くらいのところで動きません。この感染症の収束期には、致死率が上昇する傾向にあると分析しております。それは、この感染症の特性として、感染拡大と重症化には2週間くらい、死亡数には1か月くらいのタイムラグがあると言われているからです。当然感染のピークが7月末であったならば、8月の終わりには、死者数がピークになっているはずだと思うのです。つまり、感染者が減って死者が増えるために、致死率が上昇するという意味です。そして、その後は感染者数も死亡者数も減りだしますので、致死率の下がるというのが私の予想です。とすれば、9月には致死率は上昇しているはずですが、全く上昇しないのです。下がりもしませんのですが、これからは、死者だけが増えるとは考え難いので、あまり上昇しないか、もしかしたら下がる方向に動くのかもしれません。

 さすがにおかしいだろうと思いまして、第2波が発生しだした7月からのデーターを使用してみました。感染者数は55,000人で、死者数は440人です。致死率0.8%

という事になります。第1波を6月末として考えると、(実際は継続していますので、傾向として)18,000人の感染で、970人の死者、致死率5.2%でした。つまり、明らかに致死率は下がっております。要因の一つとして、PCR検査能力の上昇により不顕性感染者を拾い出すようになったという事もあると思いますので致死率での比較分析に問題はあると思いますが、それでも、5%と0.8%には明らかな差があるように推測できると思います。とすれば、この差を生み出した要因は何かとすれば、治療手法の確立があるのだろうと思います。これは、重症者数が第1波よりも第2波の方が低いという事から推測されます。死者は約半分なので、重症者数が同じ比率くらいである事がまあ普通だろうと思います。つまり、死ぬ時には、重症を通過してお亡くなりになる方が多いとすればといういう事です。つまり、死者が2倍であれば、重症者も2倍であるはずだと思うのですが、どうもそこまでは行っていないのです。第2波の方も、第1波より少ないのですがそれでも、それ程変わらないくらいの重症者がいるという事です。とても半分ではないと。つまり、重症=死の比率が下がったという事で、これは、治療方法がある程度確立したんだろうなと推測するものです。

 もう一つは、ウイルス株の弱毒化です。これは、感染者数が2倍以上になっているのに、重症者数は多くない、死者数は多くないという事です。勿論、不顕性感染者も含みますので、その比率があれば、明確に分かるのですが、データーがありませんので、傾向だけです。勿論、軽症、中等症時の治療手順が確立したという事もあろうかと思います。ただ、それだけで、これほどの差が生じるとは思いにくいのです。

 第3波は、インフルエンザとのウイルス緩衝により、4月くらいまでは拡大しないのではないかと想像しておりましたが、どうやら違うようでして、南半球のオーストラリアは当然冬で、インフルエンザの季節なのですが、90%減だそうです。結構、その他の地域でも同様、コロナ以外の感染症が拡大していないようです。これは日本でも同様で、RSウイルスとか手足口病とか水疱瘡とかの感染者数が激減しているようです。つまり、本来感染力では劣る、コロナの方が感染力の高いウイルスを駆逐してしまう逆現象を起こしております。理由は、感染力としては弱いのですが、一度体内に入った場合、獲得免疫が無いので、自然免疫を突破されて、何となく感染してしまうという事なのではないかと、その力が大きいという事なのだろうと推測しております。

 とすれば、第3波は12月スタートだろうと思います。これは、第1波と第2波の間から想像しておりますが、このウイルスは同じ変異株の拡大を3か月くらいで終了させてしまうという推測です。つまり、獲得免疫ではなく、自然抗体側である程度の防御が出来る環境が出来上がるんだろうと。勿論、感染によりある程度の数の獲得免疫保有者も出来ておりますし。ただ、このウイルスは変異するはずですので、変異幅の大きいものが入った場合に、再び拡大するという事なのだろうと思っております。つまり、武漢型にある程度被ばくした日本人に、ヨーロッパ型が入って来て、第1波が発生したように、そして、その次に、日本国内で、変異株の東京埼玉型が発生し、第2波が出て来たように。その変異株がやって来る先は、アメリカ、インド、ブラジルというところなのではないでしょうか?ここは、感染拡大しておりますので、変異株が発生する可能性が高いはずです。その変異ウイルスが流入すれば、第3波が発生する可能性が高いだろうなとは思います。それは、感染が収束して、人々の気持ちが緩む頃、12月という事なのだろうと思います。

 

インフルエンザは、恐らく流行らないという事なのだろうと思います。