hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

PCR検査の拡大について

 岡田教授がTVで、PCRの操作は理系の大学生、大学院生で研究室で使用している人なら使えますと言われたとのことですが。まあ、それは当然だろうと思います。遺伝子等を扱う大学で、PCRが無いとか考えにくいので、それなりに使用されていると思います。

 それに対して、安全性の問題とコメントされている人がおられましたが、普通PCRを使用する場合は、BSL2クラスの環境が当然だろうと思いますので、最低でも安全キャビネットはあるはずだと思います。まあ、安全キャビネットの中で操作し、廃棄物を滅菌する装置(オートクレーブ)がある施設であれば、そこまで、危険では無いと思いますし、衛生検査所の方でも、環境では、けっこうヤバそうな施設もあると思いますので、大学の方がしっかりしているし、熟練性も高いのではないかと思ったりします。

 ただ、そこを使うには、感染症法の指定が新感染症指定からスタートしている事で、保健所が介在し、明確な検査施設が必要となりますので、検体を大学とかに持ち込む事に対して、いろいろな障害があるんだろうなと思います。そもそも、キチンと処理して運搬出来れば、それ程危険なサンプルだとは思えません。それに、サンプルチューブもしっかりと密閉できますし、ディスポですしね。

 韓国は、PCR検査を委託検査で行ったのだろうと思います。それは、ヨーロッパ各国でもそうだろうと思います。日本だけ出来ない訳は無いと思います。PCR装置であれば、間違いなく、韓国より日本の方が多くあると思います。単に衛研に無いだけです。使用出来る人も間違いなく多くいると思います。しかし、それを使う事が出来ないのです。山梨大学の学長がPCR検査が出来ないのは恥であると述べられております。まさに、そうです。恥です。硬直化した厚労省、問題の本質すら理解出来ない、与野党の政治家。何も知らずに煽るマスコミ、自分のテリトリーでのみ話する専門家、つまり全て恥です。

 現在、東京は感染者が激減しています。しかし、この連休中、厚労省の発表資料では、PCR検査が1000件から2000件くらいに減っていおります。明日は7日のデーターが出ますので、恐らく150くらいまで行くのではないでしょうか?この状況下で、検査数が激減するのは、恐らく、採取する人も検査する人も休んでいるんでしょうね。大丈夫ですかね。日本って。

 陽性率は10%前後です。1000件で10%で100人程度です。通常の8000人くらいPCR検査をすれば、5%くらいまで落ちますが、それでも400人くらいです。東京が日本全国の陽性者の1/3を占めておりますので、まあ150人から130人くらいが想定される数値です。陽性率が1%以下くらいにならなければ収束はしないと思います。大阪が5%以下になっておりますので、後少しでしょうね。東京は全然まだまだだと思います。