hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

教育制度の変更について。

 教育の問題は、やはり慎重に考える必要があると思います。9月入学への制度を変える事について、賛否両論が会って当然なのだと思います。日本人の悪い癖として、思考回路が消えてしまい、消極的な現状肯定になってしまう事になる可能性もあるのではと思ったりします。

 ただ、問題の根幹は、そこには無いのかもしれないなと思ったりします。1つは、大学入学が価値であるという社会はおかしいのではないかと思ったりします。いい大学に入学した事が価値ではなく、いい勉強を大学でした事を評価すべきなんだろうなと。とすれば、大学入学については、高校の内申書による推薦に統合し、プラス面接くらいで希望大学に入学出来るようにして、卒業単位は、全大学共通にすればどうなのだろうかと思ったりします。東大出身者は怒るでしょうが、卒業単位の評価が全国レベルで共通基準で評価出来ればそれこそフェアーだと思います。

 そもそも、大学生が、アルバイトと遊びで学生生活を送っていいのだろうかという疑問があります。それよりも、大学生としての勉強をすべきなのではないかと思うのです。そして、それには、4年で卒業じゃなくてもいいんじゃにでしょうか?例えば、5年休学して、世界を回って経験を積むとか、5年間仕事して、もう一度大学に復学するとか、そういった環境が普通になればいいんじゃないでしょうか?要は、ブランドを手に入れるだけの大学生なんて、不要ではないのかなと思います。アルバイトが大事であるならば、休学してアルバイトして、生活費をためて、復学して、勉強に打ち込むというのでも。

 新卒採用は、日本式経営では重要だったと思います。しかし、もう今は、そんな時代ではないと思います。大会社であっても、突然に崩壊するなんてあたりまえです。公務員は安泰なのですが、それだって、いつまで続くのかわかりません。近い将来には、公務員だって、能力主義成果主義になってゆくのではないだろうかと想像します。そうなると、それなりのスキルを有する人を活用するようになるだろと、つまり、人材交流が活性化するであろと。そんな時、時代遅れのブランド大学優先の新卒採用なんてものは役立たなくなるであろうと思います。

 つまり、日本の教育制度の問題は、日本社会全体の問題になってゆくのだろうと思います。単純に教育制度を変えるのではなくて、教育というものをどう社会に適合させるのかという事に、アプローチしてゆかねばならないのではないかと思います。