hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

9月入学論について。

 9月入学問題ですが、夏の甲子園を売り物にしている新聞社は、反対だろうなと思います。だって、高校生活最後の甲子園とPRし続けて、お涙ちょうだいストーリーを作って来たのですから。逆に、春の甲子園を売り物にしている新聞社は、大賛成かもしれませんね。夏の添え物的な立場だった春の甲子園が高校生活最後の甲子園になる訳ですから。

 そもそも、夏の炎天下に、野球をするのが良いのかという議論はされていませんでしたので。3月予選の5月に全国大会、9月予選の11月に全国大会くらいのほうがいいかなと思いますし、もうそれを取っ払って、リーグ戦にするほうが良いのではないかと思ったりします。野球は、やはりリーグ戦だと思いますので。

 県リーグくらいで、1部から5部リーグくらいに設定し、年間リーグを実施するというのが実際のところで、全国大会もリーグにするのもいいのかもしれません。まあ、そのくらいの改革が必要なのだろうとは思います。でも、しないでしょうが。

 日本人はトーナメントが大好きです。負けを許さないという思想、敗者の美学という思想が日本人のメンタリティに合うのだと思います。だから、1番を決めたがるのですが、世界的なスポーツで、トーナメントで1番って決めるケースは少ないと思います。ゴルフとかテニスとか、1発勝負の場合は、複数のメジャー大会を有しているように思います。ウィンブルドンがチャンピオンで、全豪オープンがマイナーであるとは言わないでしょうしね。サッカーやラグビーのワールドカップも、決勝トーナメントはありますが、グループリーグはあります。1敗さえ許さないという姿勢は無いと思います。まあ、それがスポーツなんだろうと。でも、日本人は、スポーツにストーリーを求めすぎるように思います。もっと、素直にスポーツを楽しめる環境があればいいのになとは思います。

 9月入学は、世界的な基準でもあります。先進国では、日本だけ4月入学です。日本が4月入学にこだわったのは、理解出来ない部分がありますが、恐らく、変える努力をしなかった事が要因だろうと思います。考えなかったということです。世界的な傾向として、社会人は通年採用です。日本は、新卒採用という事で、4月からスタートする訳です。これも、不思議だと思わないし、変えようともしなかったのが日本です。かつての終身雇用という制度の元では、新卒の社員にロイヤリティを植え付ける事が可能であったと思いますが、今は、そこが崩れております、しかし、社員にはロイヤリティだけを求める事には無理があると思います。今後を考えれば、労働者はそのスキルに応じて転職するのが当たり前になるでしょうから、新卒採用というよりは、通年採用が自然になるんだろうと思います。とすれば、4月入学にこだわる事は、あまり重要な事ではないのかもしれません。

 ただ、日本のマスゴミは、革新的な事をしろと主張するのですが、根っこは、変革を好まない人達ばかりで、総論賛成、各論反対の典型者ばかりです。それ故、マスゴミ出身者が政界へ行くと、粗大ゴミになります。批判する口はあるんですが、実務に落とし込む腕は全く無いので、単なる邪魔者になる訳です。これに踊らされるおバカが国民です。まあ、それが、日本人のレベルなんだろうと思います。