hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

東京都のデータが間違っていたとの事。

 東京都の感染者データ集計が間違っていたとの事。そうでしょうねと納得できます。厚労省でも同じだと思います。こういったデーターを基幹システムで収集出来るようなシステムは全く構築されていないからです。普通、官公庁はEXCEL大好きですから、EXCELのフォーマットを作る事が、仕事だと思っております。ご経験のある人ならわかると思いますが、EXCELでページが100枚になったデーターを集計するのは、どれだけ手間がかかるかとい事です。そこを、不思議に思わないのが、公務員です。

 普通であれば、最初はEXCELで、メールでもFAXでも電話でもいいと思いますが、10日くらいの間に、DBMS(オラクルとか)を使用した、簡単な入力フロントエンドを作って、各保健所等のクライアントに入れると思います。入力し、データチェックした段階で、データーフィックスするようにすると思います。グラフ化は、1日あれば十分でしょうね。知事と対策本部のディスプレイにグラフで、リアルタイム表示をさせる事はいたって簡単です。

 後10日で、病院と民間検査業者に病床空き数とか入院患者の治療状態、重症化度、検査患者属性等、民間等の検査期間には、検査データーを夜間バッチで収集するシステムを作ると思います。つまり、4月頭には、データーの自動集積システムが出来上がっているだろうと思います。基本、そんなに難しいシステムではありません。このシステムを厚労省が各都道府県に配布し、夜間バッチで取り込みをすれば、朝イチにはタイムリーな前日情報が出来上がっています。そのデータをもとに、実行再生産数の計算なんかは、日々、各都道府県別、区市町村別に見ることが出来ます。これがあって初めて、政策立案だろうと思います。

 秋にかけては、各病院と民間検査期間、大学等の検査委託期間等と保健所、衛生研究所等を全てリンクさせるシステムになっており、首相官邸のパソコンにも、東京都知事のパソコンにもリアルタイムのデータとグラフが出る事になっているはずだろうと思います。本来ならばね。

 しかし、官公庁にDBMSはありませんというか、業者に委託して、セキュリティ対策をしなければ、使えません。そもそも、非常時に既存のDBMSを使って、データー集積システムを作るという発想がありません。空きのサーバーさえあれば、直ぐに出来るのですが、そもそも、都庁と各保健所のONLINEも使える人があまりいないと思っております。業者に言って基本設計からスタートしますんで。2〜3ヶ月かかります。高専卒や大卒でオラクル使った事がある学生は山ほどおります。そういった人を採用していないんです。彼らが2人くらいあれば、直ぐにシステムを作ってくれると思います。その後で、プロを入れて動かしながら改善してゆけば良いのだと思います。インターフェースはEXCELがお好きならEXCELにしたらいいと思います。最初は。

 残念ながら、公務員の世界は昭和から時代が止まっています。世界でも本当にレベルが低いと思います。これは、公務員が業務効率化という目標を全く考えないようになったからだろうと思います。ガラパゴス日本。そろばん日本。どうにかしないと本当に、韓国とか中国との差は開くばかりだと思います。