hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

日本人という定義って何なのでしょうか?

 昔の大学生は、普通に左翼の人が多かったように思います。大学の自治委員会なるものがあって、基本、民青だったと思います。それ故、ほとんどの大学生は、あまりそういった活動には関心が無く、大学生活、まあいわゆる青春というものでしょうか、親元を離れて、サークル活動、女の子と遊ぶ、そしてそのうち就職活動なんてものに興味があって、政治活動に関連はなかったように思います。ただ、友達には、そういった活動をする人達もおり、それなりに話を聞いたりするので、革新系寄りになったりしたんだと思います。ただ、それでも、あまり興味は無かったと思います。

 社会人になって、ずっと、社会党やら、民主党やらをそれなりに心象的には応援していたと思いますので、やはり、左翼思想はあったのかなと思います。今、振り返って見ると、戦後教育というか洗脳の中で、刷り込まれていたんだろうなと思います。

 しかし、違うんだと思ったのは、民主党政権の時です。ああ、この政権は、日本という国を潰そうとしてるんだと思いました。麻生政権末期には、マスコミ総動員で、民主党政権誕生を誘引したと思います。そいて、出来上がった民主党政権で、日本という国が壊れてゆきました。たった3年間なんですが。大企業のほとんどが、世界的競争力を失いました。そりゃあ、そうでしょう。120円だったドル/円が、70円台になった訳ですから。日本の富をすべて、世界に吸い取られたという訳です。その時に、台頭したのが、中国と韓国です。日本が価格競争力が無くなった市場を席巻していったという訳です。日本自体の構造を変えれば、それもまた良かったのかもしれません。つまり、強い円を元手として、海外資産に投資するという形態です。モノづくりから、金融資産への転換を推進するといったものです。でも、その分野は、日本人は得意ではありません。今でも、海外投資の多くは失敗し続けております。

 まあ、経済の破壊も大変な事なのですが、それよりも、日本人としてのアイデンティティを破壊する方が深刻ではあります。日本人とは何か?という答えを左翼は持っていなかったという事でしょうね。日本国籍を有するものが日本人という定義ですね。外国からのミックスカルチュアーに何ら問題はありません。日本文化というものは、古くは、中国・朝鮮からそして、南蛮から、オランダから、そして、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカといった、その当時進んでいた国からの文化を流入させる事で成立したからです。しかし、その時どきに日本人とはという定義があり、各々、日本人に合わせて適応させていったと思います。日本人という民族の大きな長所は、このアレンジ力だと思っております。イノベーションは日本人にとっては得意なものではありません。

 日本人というベースとは何か、それは、時によって変わります。明治維新の時には、攘夷勢力が日本人という定義されていたと思いますし、戦後においても、日本人というものを定義出来ていたと思います。しかし、だんだんそのベースが薄れてゆき、民主党政権では、日本人というものの定義が無くなったという事なのだろうと思います。安倍政権においても、その後遺症は大きくて、日本人というものの存在が、例えば、中国と比較して、韓国と比較してしか見えなくなりました。それは、正しい事であると、マスコミは主張しているんだろうと思います。

 しかし、それは、間違い無く、日本人というものが消えてなくなることを意味しております。その先に見えるのは、中国の日本支配なんだろうと思います。今、日本のマスコミは中国と韓国に支配されていると思います。特に、中国に。中国に対する批判が出来ないマスコミになっております。そこを彼らは報道しない自由と称しておりますが、それは、報道しない自由ではなく、報道できない不自由であると気が付かないのではなでしょうか?それ程、マスコミは劣化しております。そのマスコミに踊らされる勢力が更に劣化し、その勢力に扇動される国民が劣化しているという事になります。日本で、反黒人差別運動のデモをする勢力って、何ものでしょうか?それで、デモをする人達って何者なんでしょうか?そこを理解出きないくらい客観的な判断ができない人達なのであるとすれば、劣化していると言わざるを得ないと思います。

 日本人って何なのか?それは、時として変わります。そして、それは、日本人を褒めるためにあるのでは無いのです。日本人の特徴、長所も短所も明確に理解するという事であります。そして、特に、短所が日本人の定義となったんだと思います。明治維新での定義は、日本人の愚かさ、レベルの低さが、日本人の定義となり、その後の、強烈な改革に繋がりましたし、古くは、遣唐使の時代から、日本人の問題点を明確に分析し、不足するものを取り入れましたが、それでも、全部をまるごと取り入れ無かった。それが、日本人というものを構成したのだろうと思います。漢字という文字は取り入れたが、仮名というものを作った的なものです。律令制は取り入れたが、政治家そのものを輸入することは無かった。

 今の、日本人には、明確に、世界レベルで劣っているものがあります。情報管理です。あまりに遅れている事に、日本人は気づいていないのです。というか、気づかない振りをしているのです。日本人らしく無いですね。それだけ、日本人は傲慢になっているんだろうなと思います。今回のコロナ感染症は、日本人にその遅れを気づかせてくれる機会になりました。ここまで、行政がオンボロであると、日本人の多くが気づいたと思います。そして、改革しようという熱い情熱が。あれ?どうも、そうではないようです。(笑)日本人っていう定義が日本国籍を有している人になる日は近いのでしょうね。国会議員の多くも帰化人ですし。(笑)