hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナにより鮮明になった日本の問題について。

 今回のコロナ感染症は、日本の問題点を明確にすることが出来たので、不幸中の幸いという意味では良かったのかもしれません。他国と日本を比較して、思うのは、とにかく決断が遅いという事です。そして、データー収集システムがあまりに遅れているという事。これは、お役所仕事というものが、先進国のレベルの迅速性或いは効率性を有してはい無いという事でもあろうかと思います。個人の権利を優先し過ぎて、公衆衛生に対し抜本的な対策が出来ないという事。マスコミのレベルが低すぎて、間違った情報で国民を先導してしまう。そして、国民のレベルが低すぎて、容易く、マスコミの扇動にのせられてしまうという事なのだろうと思います。その、おバカな国民に煽られて、ポピュリズム政策を実行してしまう、おバカな政治家。

 まあ、国民がおバカですので、マスコミもおバカでいいし、政治家もおバカであるという事で、仕方がないと思います。この程度の国民には、この程度の政治家という事だろうと思います。

 ただ、問題は、データー収集能力が、昭和レベルであるという事で、これは、現代社会においては致命的であろうかと思います。今回の東京の例を見れば、感染者の集計ミスです。データーの集計をファックスを使っていたとの事。各保険所で手作業で集計したデーターを都で、また、手作業で打ち直ししていたという事ですよね。これは大変でしたでしょうね。そもそも、恐らく1レコードで、かなり大量にデータがあったと思います。感染履歴とかね。そして、それを濃厚接触者で紐付けなければならない訳です。これを、ファックスでもらって、入力する作業、大変ですね。というか、世界でも珍しいくらい効率が悪いですよね。

 最低レベルでも、都がフォーマットを決めて、保健所は、そのフォーマットどおりに入力し、必要があればWチェックして自動的に転送して、都はそのデータを集積して、データーベースに自動的に取り込むくらいはするはずです。そんなに難しい作業はありません。もっと、言えば、そのフォーマットを医療機関で入力するのが普通で、その医療機関は、恐らく電子カルテ化されているはずなので、ほぼそれ用に抜き取る事は簡単だろうと思います。日本人であれば、保険証Noで、外国人ならばパスポートNoで紐付けてやれば、例えば1日ごとの経過データーも簡単に集積できる事になります。データーの重複確認も不要だと思います。そのフォーマットだけを決めて、病院から、都に送付すれば良いだけです。バッチで1日毎でもいいし、システムが可能ならば、3時間毎でもいいかなとは思います。とすれば、保健所でのこの件の、作業はほぼ無くなり、逆に、都のデーターベースから、自保健所データーを集計し、対処できる訳です。

 おそらく、多くの国は、このくらいのシステムは出来ているんだろうと思います。だから、毎日明確に、数字が更新されるのだと思います。恐らく、大阪は出来ているのかもしれませんね。吉村知事がツィッターで発表されています。でも、東京は出来ていないのだろうな。あんな立派な都庁を作って、中のシステムが昭和って、まあ、いわゆる発展途上国では良くあるケースではあるんですが。これは、本当の意味では、厚労省がそこれへんについて、あまり企画立案していなかったという事だろうと思います。厚労省は、全国の 大規模病院のデーターを、リアルタイムで把握できるシステムを持っておりません。すべて、地方自治体まかせです。その地方自治体のデーターもリンクされておらないだろうと思います。これだけ、へぼいデーター収集システムしか有していないのは、先進国と称している国では、日本だけなのかもしれません。これは、日本の労働文化によるもので、公務員も会社も、長時間勤務を好むので、効率的ではない業務形態を好むという事になります。というか、意図的に、業務時間を引き延ばして、一生懸命仕事している振りをするというものです。恐らく、世界でも日本だけじゃないでしょうか?風邪で熱があると言えば、外国では普通に休みます。休まないのはエグゼクティブだけです。日本は、逆に偉い人は休みますが、一般社員は無理して出てきます。これを変だと思わないのが、日本社会の病巣なんだろうと思います。

 もう一つ、学校です。ほとんどの国では、学校休業中にオンライン授業を開始しました。これって、そんなに難しいものではありません。スカイプを使えばある程度できますし、それ専用のWEBアプリを作るのも、結構簡単だと思います。WEBアプリとしたのは、機種によって違いがあると大変だからです。日本では、先ず学校に、システムがありません。先生が使用できないからです。個人の家にもパソコンやネット回線の無い家があります。ここからスタートなんです。とても、オンライン授業が出来るとは思えません。大学は出来るはずです。大学入学時にパソコン買わしますから。でも、大学でもなかなか大変みたいですね。でも、大学は整備されるだろうとは思います。

 本当は、ネット回線をすべて無料にすれば良いのでしょうが、なかなか難しいと思います。であれば、学校教育分だけは無料にするという事で、個人に無線LANの使用できるタブレットを貸与できるようにしなければならないと思います。ここ、本当に重要だと思います。

 企業も、いわゆる事務職員が、会社に行ってハンコをもらうような企業はもう先が無いでしょうね。ワークフローシステムが普通にあって、決済くらい自宅で出来るようにしていないといけないでしょうね。これらの情報システムにおいて、日本はかなり世界レベルから遅れて取り残されています。日本凄い!!なんてTVで日本のいいところばかり宣伝してましたが、先進的というか現代的な分野ではかなり遅れていると思います。

 今回のコロナで、いっぱい問題点が見えました。これを解決してゆくのは大変だろうとは思います。でも、解決するべき、命題は与えられたように思います。