hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

有り難い事、中国の習近平政権、韓国の文在寅政権。

 経済的な側面で見れば、左翼政権になると大体、その国の経済的な発展は鈍化するんだろうなと思います。日本においても、2009年からの民主党政権において、日本の産業が沈没することになりました。リーマンショック後、各国が行った通貨政策を日本は全く出来ずに、その債務部分を全て引き受けた結果日本だけが取り残される事になったというわけだろうと思います。中国、韓国が日本が強かった産業、電化製品や自動車産業を食べてゆけたのは、民主党政権による、円高放置の政策であったのだろうと思います。経済を壊すのは、まあ仕方がないとは思います。左派政権では、基本的に資本主義経済を良いと思っていない方が多いからです。しかし、一方で、労働者の権益は護るという側面があります。結果的にそれは、企業の海外流出を招いて、結果的には、労働者の権益を失う事になるのですが、彼らは、都合よく物事を見る目を持っているので、自分達の望む層には厚く施しをうけらせる事で十分と認識する訳です。しかし、民主党政権は、それもしなかったので、労働環境は全く改善されませんでした。まだ、右翼と呼ばれている安倍政権の方が、労働者の権益を守ろうとしているくらい、民主党政権は何も出来ませんでした。

 ともあれ、民主党政権以降、韓国の経済は非常に強力になり、中国は日本を完全に追い越しました。2000年頃の中国と2015年頃の中国は別の国になっているように見えます。日本人はまだ、中国は遅れた国のように思う人がいると思いますが、勿論遅れた部分もあります。ハードウェアは日本を完全に凌駕しているものがあります。但し、清潔さとか、メンテナンス(管理)とかはちょっとと思う事が有ります。典型的な例として、上海のリニアモーターカーを見ればいいのかなと思います。スピードは430km出るというその乗り物は、飛行機に乗る時のようなX線での持ち物検査が必要です。しかし、車両はそれ程清潔には見えません、清掃のレベルは日本のようにしっかりはしておりませんし、シートのヘッドレストも新幹線のように毎回変える事もないし、いつ変えるのかな?と思うくらい汚いように感じます。つまり、ハードは立派だけれど、運用とかメンテに問題があるのではという典型的な例なのかなと思う訳です。

 韓国も日本よりも優れた部分が相当あります。中国とは異なり、結構、運用やメンテナンスもしっかりしております。前に、食べ物屋の残飯に関する使い回しについて、韓国は結構そこらへんは普通にしているとかの報道がありましたが、そこは、良く解らないのですが、つまり見えないところは分かりませんが、見える部分では、日本と代わりが無い上に、日本人には無い発想に溢れたものが次々に出てきているところもあって、日本を完全に凌駕してるのではないかと思ったりします。それは、ここ10年くらいで急速に追いつき、追い越されてしまった感がありますが、最初は、やはり民主党政権時における、円高により世界市場を日本から取った事が大きかったのではないかと思います。

 ただ、歴史というものは面白いもので、ずっと勝ち続ける事ができないようになっています。中国は、習近平という頭の中が化石のように硬いというか、逆説に言えば、本心に正直というか、およそ政治家としては成功し難いような政治家が現れ、世界制覇の野心を隠さず、世界に宣言した事によって、アメリカの警戒感を招いてしまった事で、成長戦略の見直しをしないといけなくなったと思います。もし、李克強のような優秀な政治家がTOPに経って、従来のようにアメリカにごまを擦りながら、実質でアメリカを支配してしまうような政策を続けていれば、ここ数年でアメリカ自体が中国の支配下に置かれたのではないかとも想像出来ると思います。オバマやバイデンのように、ころっと騙されていただろうと思います。つまり、歴史はそこまでの中国の突出にブレーキをかけたという事なのだろうと思います。

 韓国も同様に、自分達の経済を壊す方向の政治家である文在寅を熱狂の中で選んだのであります。もし、日本をころころと転がしながらいいところどりをする老獪な政治家が大統領をしていれば、今では日本が追いつかないくらいに差を広げられていただろうと思います。しかし、日本人にとって有り難い事に、韓国は、反日という目先にこだわって、日本人に警戒感を生じさせ、結果的に日本を助ける事をしてくれたという事になります。もし、親日という仮面をかぶり続けていれば、多くの日本人は騙されて、韓国に便宜を図り続けて、大きな差をつけられてしまった事だろうと思います。そこで、反日に舵を切れば、日本自体を壊滅させる事も出来たのではないかなとすら思います。しかし、それをしなかったというのは、やはり歴史の必然というものなのかもしれないなぁと思います。

 日本も左翼政権で、壊れはじめ、中国も、習近平といういわゆる毛沢東的な懐古的な言えば左派思想を持った指導者により壊れはじめ、韓国も反財閥、反日という左翼政権で、成長が止まるという事になります。左翼政権は経済を破壊する事、それが必然であり、歴史は、ある時期に国民にその選択をさせるという事なのだろうと思います。

 つまり、日本にとって、中国と韓国の現政府は、非常に有り難い事であり、それによって、日本が復活するチャンスを得る事が出来るのだろうと思います。