hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

感染症が作り出す未来について

 北海道での感染拡大は、恐らく、雪まつりであろうと思われます。私は、雪まつりに行った事が無いので、どういった空間があったのか分かりませんが、オープンエアーの元で感染したと考えるのは、あまり想定出来ないので、どこかに密閉空間があったのではないだろうかと思っております。韓国であれば、徹底的に追求して公になっているのでしょうが、日本では、ほぼそれを公表されていません。何故なのでしょうか?それは、意味が無いからだと思います。中国や韓国のように、恐らく街全体はアルコールで消毒しても無意味であると思うからです。ウイルスは、空気の中や物の上にはあまり存在しておらず。99%は人の中にいるからです。

 但し、基本的に、日本人は本質的にこの感染症に対して安易に考えているようだと思います。政治家も厚労省も医療専門家も、そして一般国民も。武漢の状況を見ても、日本ではあり得ないと思っているのだろうと。何とかなるだろうと。しかし、何ともならないと思います。このウイルスは、考えうる最悪のウイルスだと思うのです。軽い状況で感染力を有し、肺にたどり着けば直ぐに悪化する。悪化すれば、ほぼ手のうちようがないというものです。高病原性インフルエンザつまり、H5N1のようなインフルは、急激に悪化しますので、スプレッダーの行動範囲が限られているます。ですから、ウイルスの毒性が強ければ、拡散しなくなるという事になります。はしかは、100%感染する病気です。飛沫とエアロゾルによる強烈な感染力があります。しかし、SSPEとかの脳炎になる可能性を除いて、治癒しやすい病気であろうと思う訳です。本来はしかの感染力を有したH5N1インフルのような毒性を有する、エボラのような毒性を有するウイルスがあれば、非常に危険です。しかし、そうはならない、他人に感染する前に動けなくなるから、感染は限定的になるという事なのです。

 人間への影響が最も強いウイルスは、発症する前に感染力を有し、発症するまではほぼ運動力に影響を持たず、発症すれば死に至るくらい毒性が強いというのが理想的なスタイルです。そして、そのウイルスの拡散を防ぐワクチンが無いというのが、更に拡散には有効です。つまり、このウイルスはまさに理想的であると言うことになります。

 人類は、多くの感染症を経験して来ました。そして、その戦いに何とか勝利してきました。勝利というか折り合いをつけて来たという方が良いのかもしれません。季節性インフルは、完全に人間が管理しているものです。ワクチンも有りますし、特効薬もあります。しかし、それでも、多くの人達が命を落とします。今冬アメリカでは1万人を超える死者が出たとの事です。世界中のコロナウイルスの死者より多い数です。これは、勝利ではなく、折り合いをつけて来たとしか言いようが無いのかもしれません。

 ある専門家の予測では、世界中の70%の人が感染するであろうと言われています。とすれば、50億人が感染するという事になります。1%の人が亡くなれば、5000万人の方が亡くなられます。つまり、韓国人が全て消えるというくらいの規模になります。日本で言えば、8000万人が感染し、80万人が亡くなるということになります。20%が重症化すると言うことなので、1600万人が重症化するという事でしょうね。日本は、ある意味幸いなのかもしれません、これだけ早めに出ていれば、今後予想される世界的な流行のピークよりも早くなるからだろうと思っているからです。つまり、それだけ、世界的な感染防御のリソースを受けられるという事です。もし、世界的な爆発の中であれば、他国の事に関する余裕は無くなりますから。

 もう一つ、このウイルスは、間違いなく、世界における戦争、紛争を軽減するであろうという事です。不思議な事に戦争、紛争において、その戦闘力を暴力で失わす事については抵抗があるのですが、感染症の場合は急激に意欲が失せるように思えます。つまり、この感染症の爆発は、皮肉にも世界に平和をもたらすかもしれません。それは、もしかしたら、人間の価値観を変える事になるのでは無いかと思ったりします。