hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

TV東京の吉田茂元首相のドラマを見て

 鶴瓶吉田茂というのは面白いなぁと思いました。演技は、まあ、素人臭いし、白洲次郎があまりにへんこつで、変な人だったし、新木優子が綺麗だったり。いいドラマでした。

 勿論、吉田茂という人を実際は知らないけれど、日本のために命をかけた政治家だとは思っていました。小説吉田学校では、悪役だったと思います。鳩山一郎吉田茂、そして軍師の三木武吉だったかな。熱い時代だったのだろうと思います。今の、日本人は、日本が戦争に負けた事は知っていると思いますが、アメリカに占領されていたとは知らないのかもしれません。主権が無い国だったというのは、あまりにピンと来ないだろうなと思うのです。

 今の政治家のピントがずれているのは、やはり国民のせいだろうなと思います。戦争を賛美したいとは思いませんが、戦争は一方だけでするのではありません。つまり、戦争する両者が悪なのだと言うことだと思っています。日本だけが戦争を犯した、戦争犯罪を犯したという戦後の刷り込みによって、国民を洗脳した結果、今のような国民が生まれ、ピントのずれた政治家が出て来たのだろうと思います。

 今、日本は先人の力によって、経済的な繁栄の時期を維持いると思います。勿論、風前の灯火にはなっていると思いますが。しかし、日本人としての自我は、薄れてしまったように見えます。日本人は、世界に冠たる民族である。技術を有し勤勉性を有し、世界をリードする民族である。なんて事を、真面目に思っているような人がいるのではないかと思っています。これこそが日本人としての自我の崩壊だろうと思います。日本人は、世界に冠たる民族であるなんて傲慢な思いを歴史上一度も持った事の無い民族であり、明治維新以降は、自国を守るために、欧米列強に侵食されないために必死に努力をし続けた民族であり、国であるという事です。先人は、現代の傲慢な(勘違いした大馬鹿者の)日本人をどういった目で見ているのでしょうか?