hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

反原子力発電運動について

 大手マスコミは、基本的に原子力発電は反対に見えます。そうなれば、二酸化炭素の排出に関しては目を瞑るという事かと言えばそうでもなく、排出量をへらすべきであると主張もします。つまり、太陽光発電風力発電等の再生可能電力の使用を前提にすべきであるとも主張されmす。中には、冷蔵庫を使いません、電気を減らしましょうみたいな事を言う人も出てきたりします。

 しかし、太陽光発電はあまりに効率が悪いし、安定的な供給が難しいのが事実です。宇宙空間に発電用の衛星でも飛ばして、発電し、地上に送るみたいな方式でもなければ、安定電源は難しいだろうと思います。つまり、CO2を考えれば、原子力発電以外の選択肢は無いというのが、現状なのだろうと思います。つまり、化石燃料発電を選ぶか原子力発電を選ぶかの2者択一を要求されるわけです。再生可能エネルギーは基幹になるのは無理です。それは、大先進国のドイツを見れば、誰でも理解出来ると思います。ドイツの再生可能エネルギーを支えているのは、フランスの原子力発電であるという事が。つまり、ドイツは単に、お金で解決したに過ぎないという事でもあります。

 反原発の方々の論理は、安全性です。しかし、この世に絶対安全なんてものはありません。しかし、安全は、人間が様々な失敗をしながら克服していったものであります。原子力発電も東日本大震災や、チェルノブイリのような大問題を引き起こしましたが、それを糧として、技術を発展させてゆく必要があるのだろうと思います。飛行機が危ないので、飛行機に乗りませんという発想を、多くの人は理解しないでしょう。だった、飛行機は最も安全な乗り物ですから確率的には。それは、飛行機が危険な乗り物から人の努力によって、最も安全な乗り物になっていったと言う事になります。恐らく、原子力発電も同じでありましょう。本質的には最も事故の少ない管理された施設であろうと言うことでもあります。勿論、東日本震災の福島発電所のような問題点が内在している可能性はあります。そこは、明確にしながら、改善してゆく必要は当然あると思います。もう、2度と事故を起こさないような管理方法、過去を教訓とし、未来の可能性と真摯に向かい合うそういった仕組みを構築してゆく必要はあると思います。

 反対派の方々の論理は理解出来ますが、あまりに近視眼的であります。原発反対、CO2削減、再生可能エネルギー使用推進という現時点では無理な要求をしながら、結果的には、40年も前の原発の再稼働をある意味黙認しているという事であります。あまりに危険だと思います。できれば、最新の技術を使用した原子力発電所へ移行してゆくべきだろうと思っております。それは、かつての民主党政権が主張したように、30年後までに、原発に変わるエネルギーを開発するまでと限定した上での、新設を認めるべきであろうと思っております。それが、現実的な大人の判断ではないのかなという思いです。(活動家では、なくて、政治家であったとすればですが)活動家はどうしようもないです。かれらは、間違いなく商売ですので、生きるために、生活するために活動しているので、それを否定することは難しいと思いますし、先鋭化した意見は、封殺してはいけないと思います。政治家はそれにしっかりと向き合って、配慮しながら意思決定をするべきであり、その意思決定のベースにあるのは、長期的な国民の生命と財産を護るという判断であろうと思います。勿論、国民の生命と財産よりも憲法を護るというものではありません。(ここジョークです)