hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

大人の政治家

 昨日も今日も明日も、さくらを見る会、IR汚職夫婦別姓のやじ問題で、国会が素敵な動きをしているようです。火付け役は野党で、与党側は防戦と言うことです。今日、TVで朝日新聞の女性の方が、言われておりましたが、他に議論したいことは沢山あるのだが、この問題をまともに答えない政府があるので、そこに踏み込めないんだと言われておりました。

 ああ、左翼の人の言い訳だなぁと思ったのは私だけではないでしょうね。つまり、それは、大人の社会では、やりたくないという表現だからです。会社でもそういった主張をする人がまれにいます。あの問題が、あの人が、と誰かに論点をかぶせて、自己の問題を回避するという人がね。会社の中では、そういった人に対し大人の対応をするのが普通です。本質的な解決方法は無いからです。君の意見は良く分かったありがとう。そこは本当に大切だと思っている。ちょっと時間はかかるけど、一緒に解決しよう、で、そこの解決方法を君はどう思ってるの?とか言って、先ずは、本人の問題点を整理させるようにするのだろうと思います。

 しかし、この新聞の左翼の方は、色んな所で意見を言われているのですが、その解決策を提案するという事が出来ません。(政府が政府が、安倍が安倍がだけです)つまり、ある意味、おこちゃまなのです。そういったおこちゃまでも、幹部になれるのが、日本のジャーナリズムの特異さなのでしょうね。普通の会社においてこんなおこちゃまは、必然的に弾かれるだろうと思います。何故なら、会社として、存続し、適正な利潤を得て、社会に貢献しなければならないからです。そのためには、一方が悪いとの主張だけでは、解決しません。妥協をしつつ現在出来る最善の方法を選択し続けるしか無いのでです。政府が悪いから、議論しませんでは、会社は立ち行かないのですから。

 本質的な政治は、一方が強い場合、強い相手に対し、何とか、弱い者が自分たちの主張をねじ込んで、ベターなものを作るというのが原則だろうと思うのです。公明党は、そこのところをうまく立ち回っているように見えます。憲法改正に反対な人達(私は改正すべきであると思っていますが)は、民主党やら、社民党に期待するよりは、公明党に期待スべきだろうと思うのです。彼らは、いわゆる護憲です、そこをうまく立ち回って、改憲容認の姿を見せながら、改憲勢力の足を引っ張り続けているからです。もし、公明党が50議席暗い保有すれば、つまり、立憲と同じくらいの数を持てば、改憲は絶対にできないでしょうね。まさに、そこが大人の政治というものだろうと思います。

 今回は、桜も、IRも、やじも大きな失点だろうと思います。しかし、この事で、国会が空転すれば、結果的に、自民党の空虚な矛盾だらけで、既得権益に配慮しまくりの予算が通ってしまうのです。審議もせずにね。だって、記憶をおもだしてほしいのは、モリカケ問題を繰り返して、予算も、働き方改革法案も外国人労働者問題も、素通りさせてしまったのは、野党の大きな失点だろうと思うのです。大人の政治家であるならば、ずっと、こっそり、合口を突きつけながら、それをてこに、与党の譲歩を求めるという戦略を取るだろうと思うのです。法案審議をしながら、チクチクとモリカケ問題を要所要所ではさみ、論点にしない代わりに法案の譲歩を求めるといった具合にね。それが出来ないおこちゃまが朝日新聞の尻馬に乗って、結果的に何も得るものもなく、法案を素通りさせてしまったのです。一応、働き方改革の問題では、国民民主党は最後に少しだけ大人の対応を見せましたが、それは、評価で言えば、点数の高い方の不可であったと思います。立憲民主党は、間違いなく、かつての社会党やら共産党になってしまった感があります。つまり、オコチャマ的な自己満足を追求し、結果的に、与党の全てを素通りさせてしまう政党になってしまったのだろうと。民主党が大人の政党になろうとした時は期待しましたが。その結果、政党として生き残るために、国を捨てた政党になってしまったという事なのだろうと思います。残念ですがね。

 そして、こういったオコチャマ的な原理主義が、世の中で、世界中で蔓延しつつあることに危惧をしております。恐らく、こういったおこちゃま達が、戦争の扉を開くんだろうなと思うのです。戦争は、決して右翼が起こすものではありません。右翼におこちゃまが多いのも事実でしょうが、左翼は基本的におこちゃまの集まりですから。反戦団体の暴力性を見てもおわかりでしょう。(笑)沖縄の基地反対グループが行っている、路上封鎖なんて、民主主義国家ではありませんよね。つまり、自分の主張以外はすべて認めない、つまり、段階的に戦略的に物事を解決しようという発想がない人達、つまりおこちゃまが対立し、戦争を起こすというものなのだろうと思うのです。残念ながら。