hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

反ワクチンの親が、BCG接種?

 反ワクチンの親が、BCGがコロナに有効かもしれないと、接種に来てるという話をツィッターで見ましたが、本当なのかな?と思います。そもそも、価値観からして、結核の方がコロナよりも遥かに怖い病気です。結核菌は、抗生物質に対しどんどん進化というよりはスクリーニングされて(抗生物質との戦いに勝ち残ったタイプだけが残るという意味で)、抗生物質が有効ではない結核菌が出てきます。結核にかかれば、肺だけではなく、カリエスになったりします。とんでもなく怖い病気です。その怖い病気の予防接種も受けない親が、コロナごときで、宗旨変えをするんだろうかと。

 ワクチンは、基本的に毒です。ウイルスそのものを接種する場合、毒素を接種する場合、と結構やばいものを入れております。その上で、アジュバントと称して、より免疫原性を高めるために、抗原に毒素を併せて入れているケースもあります。こんな危ないものを体に入れるべきではありません。そして、有効性も個体差があります。一部には何度接種しても抗体が出来ない人もおりますし、アナフィラキシーショック症状を発現し、そのまま亡くなってしまう人もいます。ワクチンなんて打たなない方が良いと思います。ミクロ的な視点で言えば。

 しかし、ワクチンはマクロ的視点で見れば、多くの人類を救います。例えば、今回のコロナウイルスですが、一般的には、人口の70%が感染するまで、止まりません。8000万人が感染し、1600万人が発病し、48万人がお亡くなりになられると想定出来ます。もちろん、1年ではなく、5年になるのかもしれませんが。5年であれば、年間10万人の死者です。他の肺炎患者とか、重篤な癌患者とかコロナに感染しなくてもその年に亡くなるであろう人もコロナで亡くなられたとカウントされるでしょうから、実質は5万人くらいの死者が増えるのだろうと想像できます。ワクチンを接種して感染防御できれば、その5万人中の4万人くらいは救う事が出来ると思います。それが、ワクチン効果です。しかし、それでも、1万人はお亡くなりになられるでしょうし、元々亡くなられるであろう5万人もそのまま亡くなられるだろうと思います。マクロ的に見れば、とってもすごい事なのですが、ミクロ的に見れば、1万人が亡くなられた結果だけが残ります。その1万人の裏には、当然接種事故でお亡くなりになられる方、あるいは、後遺障害の残る方も出て来ます。ミクロ的に見れば、悲しい事です。ワクチンとはそういった価値感を有して接するものであると思います。

 安易な気持ちでワクチンを接種してはいけないし、安易な気持ちで接種拒否をしてはいけないと思います。みんなが安易に考えるインフルでも年間1万人くらい亡くなっております。若い人達でも、亡くなる方がおられます。子供でもです。

 ただ、正直、コロナよりもインフルの方が怖い病気であると私は思っております。このコロナは自制すれば簡単に防げる病気だからです。インフルは防ぐのは難しいと思います。老人にワクチンを打っているといいますが、老人はそれ程、免疫応答が良くありません。その割に1回接種です。老人は、セットで、肺炎球菌もあります。(これも、ワクチンはありますが)、インフルに肺炎球菌がセットでやってくれば、間違いなく、怖い病気になります。

 コロナが怖い感染症ではないと言っているのではありません、しかし、コロナだけを異常に恐れるのはおかしいのではないかと思っております。だから、コロナ防止のためにBCGをというようなちょっと本末転倒の笑い話みたいなことになるのかなと思ったりします。