本末転倒というか何が大切な事なんだろう。

　本質的な問題として、子供のために２週間仕事を休めないとすれば、休めない事が問題ではなくて、休めない社会の方が問題なのではないでしょうか？日本人は仕事（するふりを含めて）しすぎだと思います。仕事は、やはり、家族の生活の糧であるのがベースだと思います。一般の人にとっては、世のため、人のためは、どうしても、自己からスタートしてゆくと最も上位には来ないのではないかと思う訳です。勿論、特別な職業として、最上位に来る仕事もあると思います。しかし、そういった方には、そういった環境であるという事を理解した上で、その職業についているのではないかとも思います。

　自衛隊という職業を有していれば、有事となれば、自分の事、家族の事よりも、使命を護る事になるのだろうと思います。政治家も、警察官も、今回であれば、医療関係者もそういった局面があるのではないかと思います。しかし、一般人は違うと思っております。やはり、家族を護る事からスタートしなければいけないのではないかと。そのベースがあるから、特別な職業の人の特別な負担を軽減出来るのではないのかなと思うのです。

　２週間仕事を休むと給料が入らなくて、生活出来ないという人がいるとすれば、それは、社会があまりに問題です。その方は、病気になったらどうするのですか？事故で怪我をしたらどうするのですか？実際には、そういった家庭は多くは無いのだろうと思いますし、社会がある程度サポートするものだと思っております。しかし、それをあまりに大げさに取り上げて、煽るマスコミと煽りに迎合する人達が、今回の対策の大きなネックになるのではないかと思います。勿論、これが、１ヶ月、２ヶ月となってゆけば、破綻する人達はそれなりに増えてゆくのだろうと思いますが、２週間です。

　私は、子供は未来だと思うので、未来のために自分の仕事を中断することに理解を示し、そのために自分達の生活レベルを落としてでも、許容出来る、そういった国民であって欲しいなと思います。そして、それが出来る環境を作って欲しいなと思います。それが出来るのは、まさに政治だと思いますので。

　子供が健全でありさえすれば、今から負うであろう損失は、未来に返してくれるだろうと思います。肝心の子供がいなくなれば、未来はありません。