hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

やはり、コロナ対策ですよね。トランプ大統領の敗因は。

 トランプ大統領の敗因は、やはりコロナなんだと思います。中国が悪いと主張し、どんな言い訳をしても、1000万人近くの陽性者を出して、23万人の人が亡くなったという事実は重いと思います。ブラジル、インドに関しては、陽性者数が、少し下降傾向に見えますが、アメリカは、更に拡大する傾向に見えます。これでは、経済が心配であると言っても、多くの国民は不安に感じると思います。

 ただ、マスク、行動規制の民主党の主張が正しいのかと言えば、過去に◎ニングショーでTMGさんが絶賛しておりましたが、今でもニューヨークは、日々3000人くらいの陽性者を出して、20人くらいの死者を出しておりまして、陽性者は増加傾向に見えます。PCR検査を拡大しておりますが、この状況です。日本では、1000人の陽性者で大変だと言っているのですから、TMGさんが言われるように、ニューヨークの3000人が正解であるとはとても思えないでしょうね。ニューヨークの産業は壊滅的で、かなり多くの店舗が消えて無くなるでしょうね。もちろん、共和党のマスク無しでの経済活動優先が正しい訳でもありませんが。

 奇妙な事に、中国は完全に感染防御しているように見えます。台湾とか一部の国も同様です。しかし、それ以外の国では収束が見込めるような状況には無いように見えます。中国の感染症対策が優れているのでしょうか?そして欧米は劣っているのでしょうか?私の感覚では、欧米が優れていて、中国は劣っているという感覚でした。そもそも、中国は、社会的なインフラが弱いで、感染症にはかなり弱いイメージがありました。感染症と言えば、CDC、NIBSCというイメージがありました。WHOは、少し研究的な側面は弱いという感じでした。中国のCCDCとかが特に優れているとはとても思えませんでした。しかし、特に世界最強と言われたCDCがこれだけ、ボロボロになっていたのは全く気付いておりませんでした。この分野での、世界地図が変わったんだろうなとの認識はあります。

 そもそも、医学に関する研究を志す人達にとって、感染症分野は、魅力的ではありません。そもそも、お金になりません。抗がん剤や生体治療薬を研究すれば、莫大な利益を得る事が出来ますので、研究費も付き易いと思われます。しかし、感染症分野は、それ程先進的な分野でも無く、そして、今後、市場的に大発展するようなものでも無いと思われていたと思います。勿論、免疫学との結びつきにより、治療薬とのつながりを研究すれば、例えば、トランプ大統領が使用した、モノクローナル抗体のように巨万の富に結びつく可能性はありますが、一般的なワクチンなんて、お金になりません。その上、接種事故があれば、徹底的に叩かれます。こんな割に合わないを好んでする人は少ないでしょうね。抗がん剤なら、半数が寛解すれば、神でしょうし、ワクチンで100万人に10人死亡すれば、悪魔になります。

 その分野より更に、人気の無いのは、疫学分野なのでしょう。いわゆる、感染症予防と政策をデータ的に結びつける学問は、本当に大切なのでしょうが、本当に魅力の無い分野でもあると思われていると思います。コロナの事で、この分野について今は脚光を浴びていると思いますが、それまでも、これからも、そんな脚光を浴びるような事は無い分野なのだと思います。今回、日本でも、TVに様々な分野の方が様々な切り口でコロナ感染症を語っておられましたが、どれも、あまり適切なものではなかったように思います。それは、その人達の責任ではなくて、あまりに未知のウイルスの感染動態であった事から、想定出来なかったという事だと思います。そもそも、疫学の専門家の先生はあまりTVに出られませんでしたし、出ると、TMGさんとかに噛みつかれていましたので。専門家よりも強い信念を持つ素人が、この感染症の性格を捻じ曲げていました。

 感染初期に、OKD先生が良く言われておられたのは、感染ピークをなるべく低く平準化するという事でした。そうする事で、医療崩壊を防げるんだと。これは、今の状況を考えると、非常に冷静で妥当な政策であると言えると思います。しかし、OKD先生は、TMGさんの圧力に負けて、いつからか、PCR検査信者になってしまいました。PCR検査が感染防御に結びつかない、或いはそれ程有効では無いというのは、今現在の、ヨーロッパやアメリカを見ていれば分るはずです。PCRを使用して感染防御出来るのは、小さい規模のクラスターで発生した場合だけであるという事だと思います。それを、徹底的に封じ込める(少し人権を無視して)という事でのみ有効なんだろうなと思います。これも、当時はわからなかった訳ではありますが。

 この、コロナウイルスの微妙なところは、致死率、重症化率が高く無い、感染力もそれ程強く無い、しかし、不顕性感染時に感染拡大を起こすというもので、これは、本当に質が悪いウイルスだと思います。自由主義国家で個人的な人権を守る国家では、感染を止める事が出来ないのではないかと思ったりします。日本での、恐らく、11月に入ってからの第3波は、更に、感染拡大するように思います。陽性者が1日、1000人を超え、入院者が8000人を超えました。このスピードは第2波の立ち上がりを上回っております。最大1日1000人までと思っていたのですが、数日以内に2000人、そして3000人と増加する可能性が高いのではないかと想像します。中々、感染収束の光は見えないなぁと思っております。ただ、第3波(本質的には、第2波の地方拡大だと思うのですが)致死率は1%くらいなんだろうなとは思います。100万人感染で1万人の死者くらいが予想出来るとは思います。ただ、この数字は通常の季節性インフルエンザの関連死を含めた死者数ですので、今年はインフルエンザは感染拡大しないでしょうから、トータルの死者数では変わらないと思います。