hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

 世界的なコロナ対策の失敗と、今後の対処方法について。

こと感染症に関しては、世界的な権威としては、WHOでは無く、 Centers for Disease Control and Prevention:CDC)とThe National Institute for Biological Standards and Control (NIBSC)だと思っておりました。つまり、感染症予防の権威は、アメリカとイギリスであると。日本のマスコミでは、WHOを権威と位置づけているように思いますが、WHOはあくまで、医薬全般に関する行政機関であり、感染症に関する専門的な研究機関では無いと思いますので、こと、感染症に関するレベルは当然ながらあまり高くは無いとの認識があるのではないかと思います。しかし、CDCとNIBSCは完全な感染症においては権威であります。

 ただ皮肉な事に、この権威のお膝下で、感染症対策に失敗してしまっているようです。何故なんだろうかと思います。大きな要因は、中国から最初の情報提供が遅れてしまったという事なのだろうと思います。今回の感染症対策で言えば、最初から、新しい事がどんどん発見されてゆくという非常に不味い形になっています。今となっては、唾液からの飛沫感染というのが、明確になっておりますが、当初は、上気道からのエアロゾルの可能性もあるとしていた訳です。ここ、大きな違いなのですが、唾液からの飛沫であれば、マスクはかなり有効だと思います。布であっても紙であっても、(ウレタン系は効果は低いかもしれませんが)つまり、飛沫を出した人がマスクでかなり遮られ、相手もある程度少なくなった飛沫をマスクで止める事が出来るという事になります。もし、マスクが無ければ、確実に感染するでしょう。しかし、上気道からのミスト状になった小さい飛沫にウイルスが含まれて来るのであれば、確実にマスクを通過します。つまり、WHOやCDCが主張していたように、マスクは全く有効では無いという事になります。しかし、その元情報は、中国からの不確かなものだったと思います。ヒトヒト感染はしない。したとしても、限定的である、上気道、下気道のみで増える、そのうち、糞便にも出てくる。といった情報が中国から流れて来ました。世界はそれを先入観として、考えたのだろうと思います。唾液による飛沫感染が最も多いと、最初から言われていれば、対策は簡単であったはずです。しかし、そういった情報が中国からは出てこなかった。その間に大幅に感染拡大してしまった。そうなるともう対処のしようが無いという事になります。

 今回は、完全にマスクでした。完全に唾液からの飛沫でした。もちろん、濃密接触になれば、ゾル形態のもの(つまりマスクを通過するもの)も接触感染も発生します。しかし、それ以外では、マスクで完全に止める事が出来たという事です。

 もう一つ、この感染症が非常に恐ろしいものであると先入観を与えて、世界の政策を完全に間違えさせたのは、武漢の都市封鎖の映像です。慌てて、真似をした、イタリア、スペイン、フランス、イギリスが壊滅しました。逆に、何もしなかった、スウェーデンとイタリアの致死率はあまり変わりませんし、人口の問題もありますが、死者の絶対数は1桁イタリアのほうが多いのです。とすれば、イタリアのやり方は完全に失敗したのではないかなとは思います。つまり、都市封鎖は全くの失敗だという事だろうと思います。それよりは、3密を避けて、マスクをしてた方が確実に感染者を抑える事が出来たという事だろうと思います。

 それも、冷静に考えれば、わかったはずです。何が駄目で、何がいいのか?だって、唾液で感染するんですよ。それだけなんですよ。キャバクラでも、マスクしておれば良かったのかもしれません。(それは、無理でしょうが)

 そういった事について、あのCDCやNIBSCが何も言っていないのが不思議ではあります。彼らは、いつでも、上から目線でガイドラインを出すんですかね。