hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

韓国のPCRキットをFDAが承認しなかったらしい。

 海外の反応に、韓国のPCRキットが、FDAの承認を受けられないとの情報が乗っていました。う〜ん、やはりというか、当然というか。PCRの精度が95%と謳っているキットなんですが、そりゃあ無いだろうとは思っていました。原理的に、無理だろうと。遺伝子を増幅するといっても、それを採取しないと無理なんで、コスっとして、そこにウイルスがいるのかって言えば、95%の確率で、当たるなんて、原理的に無理だとは想像してました。医薬品の世界では、FDAは絶対的権威を有しております。WHOよりも。アメリカのCDCがWHOよりも信頼性が高いのと同様です。WHOは、ヨーロッパの薬品メーカーのギルドであるような感じではあります。結構、薬剤に関しては、ヨーロッパはいい意味で革新的、悪く言えば、見切り発車的で、FDAは、論理的で慎重なイメージがあります。あくまで、イメージですが。

 そのFDAで、バッタもんとして、弾かれたというのが事実ならば、韓国のテストの信頼性は地に落ちるだろうなとは思います。ただ、この国は、どんな無理筋でも言い逃れしますんで。まあ、何とか、落ち着けるのかもしれません。日本が騙したとかね。ともあれ、この特殊な国は除いて、他の国はもう、このキットを使わないでしょうね。本当であるならば。

 そもそも、日本のマスゴミが、PCRを煽っているだけで、(ああ、もう一人、真菌感染症の専門家の方が煽られていらっしゃいますが、イタリアが凄いと褒められていた方です)、実際、PCRの実情を理解しておられる方は、PCRが魔法の機械であるとは、言っていないと思います。それ故、クラスター管理を優先されたのだと思います。ただ、それも、正しくはなかったかもしれません。或いは、厚労省や保健所が理解不能で、初期検査をさぼったのかもしれませんが。無差別検査をしなかったのは、正解であろうと言われております。しかし、必要な人にも検査をしなかったのは、失敗だろうと思います。まあ、完璧なんてものは無いので、それが現実なんでしょうね。

 ただ、今回、クラボウから出た、中国製のキット(血液で測定)は、有望だと思います。IgM抗体とIgG抗体を測定出来るという事なので、そのとおりならば、夢のキットだと思います。血液は、細胞擦りと比較して、トリッパぐれが無いと思いますし、少量でも測定可能であると思います。ウイルスを引っ掛けるのであれば、難しいでしょうが、抗体なんで、難しくは無いと思います。ただ、抗体の場合は、それだけで、ウイルスがいるのか?ウイルスがいたのか?を判断することが出来ません。ウイルスがいる場合は陽性です。ウイルスがいて、今は居ないのであれば、治癒したという事になります。IgGが高ければ、免疫能力も高くなっているでしょうから、再発の恐れも少ないでしょう。ワクチンを接種したのと同じ状態です。後は、臨床判断とともに、勿論PCRやCT等によって判断してゆくのだろうと思いますが、完全に治癒していない患者の取りこぼしが少なくなるとは思います。

 実は、PCR検査だけでは、治癒したという判断はに難しいと思います。IgG抗体が測定出来れば、その精度が上がると思うので、非常に有り難いと思います。

 ともあれ、イタリアも韓国のキットを使って95%の精度として方針を決めていたとすれば、危険だと思います。精度50%くらいの設定で対策を立てないといけないのだろうと思います。つまり、陰性判定には、複数回PCR検査をし、陰性が出るまでは、陽性として扱うといったようにしていないと、失敗する可能性があります。韓国がそれでも、収束方向に進んでいるのは、やはり感染某防御方法がしっかりしているからだと思います。ビルを封鎖したり、地区を除菌したり(これは、本当に効果があるようには思えませんが、心理的な意味での効果はありそうです)やはり、イタリアですね。ここ数日はイタリアの致死率が10%を超える事にはならないとは思いますが、もし、そうなれば、スペイン風邪の悪夢が再来するでしょうね。止まらない暴走特急に乗ってしまったという。ただ、期待を込めていうと、隔離政策もしていますんで、収束し、5%くらいまで落ちるのではないかと思います。というか期待しております。注目です。