hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コスタリカに敗北。

 日本の場合、541でブロックを作られると、攻め手が無くなるのは、いつもの事。オマーンに負けたり、サウジに負けたり、中国に苦戦して1点しか取れなかったのもまさにこれ。W杯で、更に強いチームにされるとは思っていなかったので、その準備をしていなかったと思うのですが。そのチームがいたという事ですね。

 強いチームになるには、どのタイプのチームとやっても勝つ事が必須ではあるのですが、現代サッカーは、リトリート戦術が整備されているので、結構引いてブロックを作る戦術は有効で、このW杯でも日本やサウジを筆頭に番狂わせが起きています。

 結構ターンオーバーを言う人が多いのですが、実際、誰が出てもあまり変わらなかったと思います。あれを破るには、一つには、もっと相手にプレスを与えて、相手のゴール前に押し込めるくらいしないといけません。これ、初戦で、スペインがやってました。相手の4と5の間に入ってパス回しが出来る技術があるので、相手のブロックが崩れて、団子になる訳です。日本のブロックも、ドイツが崩していましたが、まさにそのやり方ですね。しかし、本来そこを担うべき、上田、鎌田、守田の意思が統一されておらず、全て安易にサイドに流して、サイドで詰められてバックパスとか、奪われてしまったという事なんでしょう。

 何が問題かと言えば、上田にポストプレーをさせようとしたけれど、上田の技術ではそれが出来なかった。鎌田と守田の位置が低すぎて、上田一枚になってしまった。といったところでしょうね。鎌田は、TOP下では機能していませんし、合っていない。使うならボランチでしょうね。というか、TOP下はいらないように思います。ここまで機能しないのであれば。ドイツ戦でも前半全く機能していなかったし。

 スペイン戦では、最初から3421でいくべきかなと思います。冨安の回復状況ですけど、板倉ー吉田ー冨安(谷口)と並べる。このチームは吉田のチームなんで良くも悪くも吉田と心中しないといけません。前に遠藤と田中碧、WBは長友と伊東、2シャドーに久保と南野、1TOP前田と並べる。鎌田・守田は休養。

交代要員は、長友の代わりに三笘、前田の代わりに浅野、田中の代わりに柴崎、南野の代わりに堂安といったところでしょうか?最後に町野も使ってやりたいので、最終盤は、3412にしても良いと思います。

 今回で、使えない選手が明白になりました。本人の能力という問題ではなく、調子とか周りとの関係とかメンタルとか。最たる人は、伊藤でしょう。サッカー選手でW杯まで出て、あれだけ消極的な選手は、未来永劫必要無いと思います。上田、相馬、山根は今回のW杯に出るべきレベルの選手ではなかったと思います。

 コスタリカ戦を真面目に考えていたら、旗手と古橋を入れていた方が良かったかなと思います。433を使えたかもしれません。旗手の運動量と古橋の前への圧力で、ブロックを崩せたかもしれません。セルティックってそういった戦いをスコットランドでしてるチームですから。まあ、後の祭りですが。

 森保監督は、4231が駄目なら3421を用意していたのだと思いますが、541のブロックを崩すなら433の方がやりやすいと思います。433を想定していなかったので、旗手や原口ではなく、相馬だったんだろうと思います。まあ、でも彼らは、コスタリカ戦だけになりそうですけどね。

 さてスペイン戦になりました。突破要件

  ① スペインに勝 → 無条件進出

  ② スペインに負 → 無条件敗退

  ③ スペインに分 → ドイツ勝利 1−0   進出

  ④ スペインに分 → ドイツ勝利 2−0以上 敗退

  ⑤ スペインに分 → コスタリカ勝利 無条件敗退

 以上の5つのパターンがある訳ですが、①5%、②85%、③1%、④8%、⑤  1%くらいかな?と思います。でも、まあ、スペインに負けての終戦も悪い事では無いと思います。森保監督の日本代表は、それなりに見せ場を作る事が出来ました。

外国人監督と日本人監督の間で一長一短で苦慮しているように思いますが、日本代表のサッカーの進化は外国人監督でもたらされて来ましたし、日本代表の安定は日本人監督で成果を出して来ました。戦術的にはこの4年間を無駄にしてしまった訳ですから、次は外国人監督にするべきなんでしょうね。若しくは、日本サッカーの土台をもう一度考えるとして、森保さんでもう4年行くという手もあるでしょう。その場合、4年後のW杯はサヨナラして、その次で成果を目指すという事になるのでしょうね。8年後に。