Lenovo IP320 にLinuxmintをインストールし、リモートディスクトップを使って見ました。
Lenovo Ideapad320は、Celeron n3350CPUで、4GBのメモリー、画面もHDです。いくらSSDでも遅い。Windows10,11では常にCPU使用率が100%にはりついています。まあ、ファイルサーバーとしてなら使用出来るのかなと思いましたが、SSDは耐久性に問題もあり240GBなので容量も少ないという事で、時代に逆行するようですが、WDの500GBHDDに換装してみました。ただ、そうなると更に遅い。
ということで、Windowsを諦めて、軽量Linuxに変えて見ようと考えました。軽量とはいえサーバーですのでそれなりのディストロのものでと考えて、Linuxmint Xfce,Zorin Xfceくらいかなと考え、今回はMintにしてみました。
HDDでも、MintでXfceならばそれなりにサクサクと動きます。sambaは本当に簡単に動きます。何度も失敗したのは、Netbiosのサーバー名がデフォルトからの設定にしていたので長過ぎたという事だったのでしょう。サーバーにした場合Celeronは、低電源ですから、いいですね。常時稼働しても5Wくらいです。熱も発生しないので、安全に使えるのかなと思っております。ノートをサーバーにして火災という話を聞きますので、まあ定期的に点検はしたいと思っております。
使用にあたって問題となるのは、ディスプレイとキーボード、マウスというところでしょう。使用頻度は高くないので、用意しておく必要もなく、その都度片付けるのはじゃまですし。ということで、リモートディスクトップにすれば、Linuxmintも23インチのディスプレイ(IPS)のキレイな画面で見ることが出来、HP用のキーボードとマウスがそのまま使えるので、便利だと。
最初に思い浮かんだのがGoogle Remote Disktopでしたが、あれは一度外部を通すので遅いイメージがありました。そこでxrdpをインストールしてみました。xrdpとは、Windowsのリモートデスクトップ接続に用いられるRDP(Remote Desktop Protocol)のサーバ機能をLinux向けに提供するサーバソフトウェアとの事。
$ sudo apt-get install -y tightvncserver xrdp
Windows側は、標準の
「リモートデスクトップ接続」で使用することが出来ます。
手続きとしてはファイアーウォールにRDPの穴を開ける事だけです。ただ問題点として、いつものアカウントではログインできないという事です。一般的なVPNとかグーグルRDTは画面を複写する訳なんですが、これは異なりリモートでログインする事なんだろうと思います。ですから、Linux側をログアウトしなければ、ログイン出来ません。最初はそれが解らなくて何度も、トライしましたが繋がりませんでした。
しかし、ここに気がついてからは、逆に面白いと思うようになりました。Lenovoの画面はHDですが、xrdp接続すれば、FHDで見ることが出来ます。私の持っているWindowsパソコンは全てHDですから、FHDでLinuxが見えるという事にすこし感動しました。
直接家庭内LAN環境で接続しておりますので、結構速いです。元来Lenovo自体が遅いのですが、そこから更に遅くなっているような感じはしません。過去にGoogleRDTで接続した時は、びっくりするくらい遅かったのですが。
見かけ上は、同じディスプレイでLinuxを触る事が出来るという意味では、VertualBoxに似ていますが、スピードは全然違います。Lenovoに関しては裏でsambaも動いてますので、負荷が心配でしたが、どうも普通に大丈夫のような感じです。