hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

3-4-3ですが。

 3-4-3は日本人には合わないなぁと思います。森安監督時代の広島が日本では結果を残せたのですが、アジアではさっぱりでした。ザッケローニもチャレンジしたけれどダメでしたし。トルシエ時代は、3-5-2でしたが、ウィングバックに小野を入れたり、中村俊輔を使ったりしてましたんで、1枚MFが不足するのを補っていたように思います。中田浩二というサイドバックも出来るCBを小野の後ろに入れたりしてました。

 今日の試合を見ても、中盤が薄い感じがします。CBを3枚使っているんですから、WBが上に上がらないで、サイドバックの位置にいますと、中盤が不足するのは仕方が無いでしょうね。本来は、板倉がボランチの位置くらいまで行く事が前提で、柴崎がTOP下の位置まで上がるという事を期待してるんでしょうね。ただ、それが出来ていないという事なのでしょう。そんな小細工するよりは、CB2枚にして、TOP下を置いた方が自然だと思います。

 森安という監督は、アジア大会くらいから思いましたが本当に引き出しの無い監督だなぁと思っております。戦略的な引き出しという意味です。4-2-3-1は、日本代表がずっと使っていたシステムです。ただ、このシステムは、ポゼッション出来ない場合には苦しい。その場合は、5バックくらいまで引くことが出来る3-4-3は魅力があります。ただ、5バックになったら、カウンター以外は中々難しい。とすれば、1TOPに足の速い人、鈴木武蔵とか浅野とかを使う方がいい訳なのですが。

 パナマ戦での3-4-3は、メキシコ相手の練習なのかもしれません。日本に遠征で来るメキシコとは違い、ヨーロッパでしっかりと活躍している選手もいるメキシコですから、日本がポゼッションで勝てるとは思い難いので、5バックカウンターという戦術になってしまうかもという事なのかもしれません。ただ、パナマ相手にここまで、苦しんでいるようでは、中々大変だなぁと思います。いい悪いは別にして、攻めの組み立てがほぼ出来ていないのは、結構大変でしょうね。というのが、前半の印象です。