hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナウイルスよもやま話。

 今日も、TV◎日の◎ニングショーでは、TMGさんのコロナ独演会が開催されております。ドイツの大学で、コロナ感染で心筋に異常が見られたという事で、熱く語っておりました。心筋をMRIで見るそうです。(笑)確かに外形的に診断は可能でしょうから、MRIでもいいのでしょうが、心筋炎は、ウイルスにより引き起こされる可能性が高いので、コロナに起因して心筋炎にある事もあるでしょうが、それは、インフルエンザでもある事だろうと想像します、その他のエンテロウイルスでも可能性はあると思います。恐らく、それ程、重症化していないから検査していないという事なのでしょう。コロナと心筋炎も多くの症例が発生すれば当然確認するでしょうが、今はそれ程では無いという事なのでしょう。

 それよりも、もっと重要な情報が発表されております。「東京大医科学研究所の河岡義裕教授や米ノースカロライナ大などの研究グループ」により、コロナウイルスの変異株の性状を解析したという事です。D614Gという変異によって、感染力が6倍から8倍にUPし、重症化に関しては、差異が無かったという事です。今、世界的な感染爆発を起こしているのは、この変異株が大半であるとの事。

 今までの謎の部分が見えて来たような気がします。日本においては、第1波から第2波において感染者が大きく拡大したという事。つまり、感染力がUPした事は間違いないという事、私は、第1波と第2波を起こしたウイルスは変異が異なるのではないかと想像しておりましたが、それが正しかったという事なのだろうと思います。第1波は急激に感染者が減少しましたが、第2波はある程度まで減らなかったのは、この感染力に起因するのだろと思います。ただ、この変異株は、RNAの1か所だけの変異だそうですから、非常に微妙ですね。第3波は、更に変異が起きているのか?それとも、第2波の再燃なのかは分かりません。しかし、RNAの1か所くらいが変異する事は否定できませんので、第3波が新しい変異株であるのかもしれないと思います。

 このコロナ感染が、1000万人まで拡大し、致死率が第2波と同等の1%くらいとすれば、10万人の死者が発生する事になりますが、感染拡大すればするほど、致死率は下がってゆくでしょうから、やはりインフル並みの1万人0.1%くらいになるのではないかと想像できると思います。

 こういった本当に信ぴょう性の高い情報を、ワイドショーで流して欲しいなと思います。この世界では、河岡先生は著名ですし、世界的にも信頼されている科学者だと思っております。流石にNHKは、河岡先生を番組で取り上げておられましたが、民放ではほぼ皆無ですね。恐らく、民放では、感染症に関する権威とかに対してあまり情報が無いのでしょうね。釜萢先生みたいに専門的な知見を有する学者を番組に呼んで、素人のコメンテーターが素人の自説を掲げて袋叩きにする訳ですから、有名な専門家が出てくれないのも理解できますが。それでも、こういった情報を取り上げる事は出来ると思います。「サイエンス」にも掲載されたそうですから。

 今日も、インフルエンザとコロナで、同等だ違うという事で、盛り上がっておりましたが、死者数で見れば、日本では、確実にインフルエンザの方が多いと思います。感染者数でも、インフルエンザが多い。中等症と重症者における致死率は圧倒的にコロナが高いという事になると思います。まあ、ある意味、比較し、優劣をつけるのは難しいという事だけは確かだと思います。それから、コロナの研究者の多くは、インフルエンザの専門家が多いと思います。OKD先生もそうだったと思いますし、呼吸器系のお医者さんコメンテーターの方もそうだと思います。そういった人達は、インフルエンザをこのコロナのモデルとして見る傾向にあると思います。温度と湿度で活性が鈍るとか感染性が鈍るとか主張されておりました。まさにインフルエンザがモデルです。しかし、8月には第2波が発生しました。感染者数では、第1波よりも多かった訳です。夏になると消えるインフルエンザとは完全に違うものであると理解したはずだと思いますが、またぞろ、冬に活性化が増すなんて主張する方が現れております。しかし、それも、インフルエンザというスケールで推し量ろうとしているのだろうと思います。実際は、それよりも、飛沫と3密が拡大要因であろうと思います。寒くなれば、3密が増えるという事だろうなと思います。