hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

アメリカの時代が終わったのかなとは思います。

 アメリカでは、大統領選を一つの触媒として、国民の分断が起きているように、日本では、報道されているようです。ただ、アメリカって元来、共産党は禁止ですし、白人至上主義のような極右という勢力も、拡大しているようではないと思います。

 アメリカの民主党は、サンダース氏を支援する、社会民主主義勢力、バイデンさんら旧来の民主党支持勢力では、かなり思想が違うように思えます。今は、反トランプでトランプ以外であれば、誰でも良いという消極的支持も含めて、中々、思想にばらつきがあるように思います。この中で、政権運営をしてゆくのは結構大変だろうなとは思います。

 アメリカ人は、世界のTOPが自分達であるという意識を持っていると思っています。しかし、オバマ政権の時に、TOPでは無いと実質的に宣言したのだろうと思います。その中心にバイデン氏はいました。オバマさんもバイデンさんも、かなり中国との協調を重要視したと思います。トランプさんは、もう一度、アメリカをTOPにしようと主張して当選したと思います。そこには、共和党支持者の夢があったのだろうと思います。しかし、トランプさんのMAGAは、アメリカを世界のTOPではなく、アメリカだけが得をするという意識になった事により、アメリカが主導する世界ではなく、アメリカが自己主張する世界になってしまったようではあります。

 バイデンさんが大統領になったとして、目指すのは、やはり、オバマさんと同じでだろうとは思われます。アメリカ主導の世界ではなく、中国やEUと協調してゆく世界という事になり、アメリカというものが、埋没し、比較第1位的なもしかしたら、比較第2位のアメリカというものになるかもしれません。それは、それで、仕方が無い事なのだろうと思います。つまり、アメリカの時代は去ってゆくであろうという事だと思います。トランプさんは、それを何とか止めようと思ったのだが、結果的には失敗したという事なのでしょうね。

 トランプさんが大統領になった時に、ナショナリズムを主張する勢力が世界的に勢力拡大していったと思います。日本のマスコミは、彼らを極右勢力と呼びますが、ナショナリズム=極右、グローバリズム=リベラルと呼ぶような単純な切り分けは難しいと思います。その切り分けであれば、マスコミが大好きな、中国は極右ですし。日本共産党も極右という事になります。ともあれ、ブラジル、フィリピン、イギリスと、次々にトランプさんに触発された勢力が政権を有してきました。バイデンさんが大統領になった時に、触発されて、世界的にリベラル勢力が力を有するだろうかと言えば、疑問に思います。グローバリズム自体がもう、あまり夢のような世界ではないと、多くの人が気付いてナショナリズムが起こったからです。グローバリズムを都合よく利用したのは、中国ですが、その手法も多くの国にはバレてしまっていると思います。そもそも、バイデンさんは、オバマさんやトランプさんのような、カリスマ感が無いように思います。

 ネオグローバリズムとか、まあ、違った視点での、新しい発想が必要になるんだろうと思いますが、中々現在のナショナリズム方向に動く世界を変えるのは難しいようには思います。という意味において、サンダースさんであれば別ですが、バイデンさんのような過去形の人が、普通は、アメリカの大統領になるというのは考えにくいように思うのです。もし、バイデンさんになったとすれば、間違いなく、アメリカの時代が終わったんだなぁと思います。そして、向かう世界は、中国が支配する世界に向かうのでしょうね。言論、人権といったものを制限する世界だと思います。日本のマスコミなんかもそうですが、自分達に都合がよい事には、言論、人権に自由を主張し、都合の悪い事は封殺する社会が、統制型の社会です。そして、そいった社会は、国民を統制し易いんですね。