hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナ感染症の第3波は来るのかという疑問について

 第2波は、世界的に見て、日本が最初であったと考えております。そして、日本は、一応の収束に向けているように見えますが、フランス、スペイン、イギリス、ドイツと第2波がスタートしており、3月4月の第1波よりも、かなり感染者数は多いのですが、ただ、死者数は少ないという特徴も日本と同じ傾向に見えます。

 コロナウイルスのタイプが3タイプあって、その2つの遺伝子の変異が似ているという事で、感染症拡大としては、2つの波があると私は勝手に予想していたので、第3波は来ないのではないかと考えておりました。しかし、現状の第2波においても、感染者数はインフルエンザと比べて少ない、つまり、不顕性感染が、現在の陽性者9万人の10倍あったとしても、90万人となりますので、国民全体の1%にもならない訳です。このレベルで国全体に免疫の壁を構築する事は出来ないでしょうから、第2波の再拡大も当然発生する事も有りうるという事になります。

 ただ、このコロナウイルスは、感染性がそれ程強く無いというのも分っていて、マスク着用くらいで、簡単に予防できるのですから、感染する場所が特定できる事になります。日本での感染場所は、当然、マスクを外す場所でありますので、いわゆる会話、接待を伴う飲食店関係、家庭、学校、学生寮、病院、介護施設、トレーニングジムなんてところで、今まで、クラスターが発生した場所を想定し、そこで気を付ければよいという事になります。そして、そこに、国民全部が行くわけではありませんので、そこに行く人の60%くらいが感染し、抗体を有している環境になれば、感染は防御される事になり、感染拡大は著しく減少方向に向かうという事になるんだろうと想像しております。インフルエンザウイルスだと、マスクをしていても、満員電車の中で咳をすれば、多くの人が感染しますが、コロナはそうでは無いという事です。

 今、日本においては、下げ止まりから、上昇傾向に向かっているように見えます。これが、第2波の残り火なのか、第3波のスタートなのか、もう少し見てゆく必要はあるんだろうと思います。そして、インフルエンザとコロナの同時感染拡大は無いと想像しております。それは、ウイルス干渉という理論で有ります。インフルエンザ単独でも、A型とB型の同時流行はあまり発生しない(勿論、完全に分離するものではありませんので、ある程度は同時進行しますが、両方とも感染爆発はしないという事です)ので、インフルエンザとコロナの同時感染爆発は、あり得ないと思ってはおります。2009年のいわゆる新型インフルエンザ、A1型swine influenzaが大流行した時に、このウイルスは他のA3型とかB型を駆逐しました。恐らく、そうなるのではないかと思います。

 逆に、インフルエンザが大流行してしまうと、コロナは駆逐されるのではないかと想像していたりします。つまり、オーストラリアでのデーターはコロナにより、インフルエンザを駆逐したのではなく、インフルエンザが拡大しなかったので、コロナが残ったという事なのかもしれないなぁと思ったりしております。日本でも、インフルエンザが全く流行しておりません。これは、コロナ流行が継続する事を意味するのかもしれません。