hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

学術会議とコロナについて

 今、マスコミの注目点は、日本学術会議ですね。結構一生懸命、食いつき出しました。最初は、少し、罠ではないかと思うところもあって、警戒していた節も見えましたが、どうやら問題無いと、GOサインを出したようです。愚かですね。この問題も全く、政局にはならない問題です。そもそも、このメンバーや学士院という特権階級に政府予算を16億円つぎ込んで、そして、一部には終身年金を付与している方があまりに異常な世界でしょう。本来、ジャーナリズムが付くのはそっちの方で、本来、マスコミや野党が得点を挙げるとすれば、そっち、つまり、今政府が腹の中で考えているであろう、学術界の既得権益打破という改革を打ちだしたとすれば、国民の評価は高まるはずなのですが、逆に、既得権益を守る頑迷な保守という印象をつけられる方向に進んでいるというのは、まさに、菅首相の手のひらで遊ばれているなぁと思います。

 それはそれとして、マスコミの関心はコロナからは離れてしまったようですが、気になる事があります。ニューヨークが再度都市封鎖とのニュースが共同通信より報道されていることです。あのTMGさん絶賛のニューヨークです。一時一日500人くらいでしたが、10月2日は、1700人くらいになりました。陽性率が3%を超えたという事です。3%

と言えば、東京が今3.5%くらいですので、まあ、それなりの数値だと思います。ただ、検査数が多いので、東京の10倍くらいの陽性者数になっているんだろうと思います。東京でも、10万人くらい検査すれば、1000超えてもおかしくないでしょうね。現状でも。ただ、それが何の意味を有するのかは、分かりません。ニューヨークでも同じでしょう。検査はするが、無症状者の隔離は到底無理でしょう。つまり、本人に陽性ですと教えるだけの事だろうと思います。それは、TMGさんの主張のように、感染防御とはならなかったみたいですね。

 ニューヨークは、徹底したロックダウンをした町の一つです。そして、アメリカでも最も早い時期に感染拡大した。とすれば、4月から5月にかけても大きな山は、ヨーロッパ型の変異株であった可能性もあると思います。つまり、日本での第1波です。そして、第1波は、多くの国で、綺麗な山を描いております。勿論、第1波はロックダウンをしたのでという事もあります。しかし、収束するのが結構早いんです。しかし、第2波は、感染力が強いために、山が高くなり、収束がゆるやかに見えます。ニューヨークの山は、明らかに第1波の山に見えます。一時1万人/Dayのような陽性者を出した高い山ですが、収束は結構早かったので、綺麗な山型のグラフです。これが、第2波(日本が最も早かったので、収束は、まだ途中ではありますが日本モデルしかありません)は、急激に感染拡大し、だらだらと収束方向に向かうという特徴があるように見えます。その要因は、感染力が高いために、感染制御しにくいために、新たな感染者を生み出すという事ではないかと想像します。第1波は、感染力が弱いため、特定の場所の人達がその中心となり、その人達に感染が一巡すると急激に収束していったのではないかと思います。

 とすれば、ニューヨークは典型的な第1波です。致死率も結構高かったと思います。第1波の場合は、収束期がある程度あって、第2波が発生します。もしかしたら、ニューヨークは、これから第2波ではないかと危惧します。第1波で1万人ですから、第2波では3万人/Dayとなっても不思議ではありません。TMGさんの言うように、ニューヨークは封じ込めには成功しましたが、それは第1波であって、第2波は、強烈にやって来るかもしれません。ロックダウンは、単に、感染拡大における時間稼ぎでしかないのかもしれません。ニューヨークはロックダウンと制限を実施して、半年第2波の拡大を防いだだけであるという事になるのかもしれません。

 本当に、興味があるのは、第3波があるのか?という事です。もし、第3波があるとすれば、最初に来るのであれば、最も早く、第2波が来て、収束に向かっている日本だと思います。来るかどうかはわかりませんが、来た時には、第2波よりも、致死率は低くなることは予想出来ると考えております。その時にも、騒ぎ立てるのでしょうか?