hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

アメリカの大統領選挙のレベルの低さは、日本の国会のレベルくらい悲惨ですね。

 アメリカの大統領選挙のTV討論を見ていて、本当に民主主義の本家本元と言われるアメリカの民主主義がここまで劣化しているんだなぁと痛感した次第です。そもそも、アメリカと言えば、世界の盟主というポジションで、そこの絶対権限を有する大統領ですから、アメリカの望む世界秩序を明確に示して欲しいなぁと思ったりしましたが、この2人は、税金支払ったとか息子がロシアからお金をもらったとか、週刊◎春の記事のやりとりのような、日本の国会(◎憲民主党のさくら問題質問のような)低レベルの話ばっかりで、どうしたものなんだろうと思いました。両方とも、あまりにレベルがひどいように思います。この人達のどちらかが、世界の盟主のTOPになるんだと思うと、まあ、流石に、民主主義というもの自体に疑問を持つようになりますね。

 私は、元来、民主主義というもの、或いは自由主義というものよりも、独裁制の方が効率が良いと思っております。ただ、良い独裁者によるという条件はありますが。民主主義においても、国民のレベルが高いとか、ジャーナリズムのレベルが高いとか、まあ、それなりに良い政治家を選んだり、しっかりと叱咤激励したりする環境があれば、良いのですが。国民のレベルが低く、政府批判だけをすることを目的とした、自分勝手で保守的なジャーナリズムがいる状況では、どうも、民主主義の悪い部分ばかりが見えて来てしまいます。つまり、政治家の劣化は、それを望む国民とジャーナリズムの劣化によってもたらされるという事なのだろうと思います。悲劇的な事は、この3者すべて、他の劣化は認識しているのに、己の劣化を意識していないという事なのだろうと思います。

 ジャーナリズム、アメリカでも日本でも、リベラル性向が強いように思います。リベラル=革新という事と認識している節があります。しかし、リベラルは、実は、社会主義に向いてゆくことになりますし、その先は共産主義という事になります。共産主義の特徴は、言論の抑圧に向かいます。自分達に都合の悪い言論は封殺される事になります。リベラルの主張する、ポリティカルコレクトネスは、まさに、その先に言論弾圧が見えて来るものです。人種差別、性差別等からのヘイトやハラスメントを過剰に反応し過ぎる事で、そこにある本質を封じ込んでしまう事につながります。その言葉を封殺する事が、リベラルに都合が良い。或いは、それが、社会正義であるとの事で、過剰に反応するというものの、先には、共産主義、そして、独裁制が見えて来るように思います。

 水田議員の発言に、議員辞職せよと主張する共産党が、まさに、その象徴に見えます。共産党というくくりの中で、ソ連スターリン、中国の文化大革命カンボジアポルポトと大虐殺が行われて来た歴史があります。自分達に反するものは、封殺どころか、存在すら奪うという事を平気で行う事が出来る体質があるんだろうと思います。国会議員をその発言で、辞職を迫るという感覚そのものが、共産党らしいと思います。彼らにとっては、国会よりも、共産党幹部会の方が上位にあるとの認識なのかもしれません。

 もう、世界は新しい政治形態を作ってゆく時期が来ているのかもしれません。少なくとも、第2次世界大戦以後、75年経過しており、そのスキーム自体が制度疲労を起こしているのかもしれません。戦争は、ナショナリズムにより起こります。そして、その反省のために、グローバリズムが生まれ、そして、そのグローバリズムが、一部の覇権国家の隠れ蓑になり、その矛盾から、再び、ナショナリズムが台頭してきたという事になります。それは、まさに、第3次世界大戦が始まる前兆であろうと思います。人間はそこまで愚かではないと信じたいのですが、世界No1の大国の大統領のレベルの低さを見ると、人間って、実は愚かな生き物なのではないかと思ったりします。