hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

第3波は来るのでしょうか?

 コロナ感染症に関しまして、Dataから分かる事として、8月11日のピーク時に14000人いた入院患者が、着実に減って、5500人くらいになっているという事です。陽性者のピークは8月8日の1600人です。重症者のピークは、8月24日で259人、死者のピークは、9月5日の19人という事です。傾向的には、感染者のピークに2週間遅れて、重症者のピークがやって来て、死者のピークは1か月後という事なのかなというところです。分科会の分析では、感染のピークは7月30日頃という事なので、実感染者としては、1週間遅れるという事なのかもしれません。

 つまり、4連休の結果が出てくるのは、そろそろ、今日あたりからなのかもしれません。ただ、それ程、爆発的に増えそうな感じはしません。この感染症の特徴として、感染拡大の山というのが明確に見えるように思います。これは、日本に限ったものではなく、結構多くの国でもこの傾向があるように見えます。そして、多くの国で、2つ目の山が出来ております。日本とか、イギリス、フランス、スペインといった比較的早めに最初のピークが来た国です。遅れて来た国、アメリカ、ブラジル、インドといった国は、第1波がずっと継続していて、まだ、ピークが来ているのか否かあまり分からない感じではあります。第2波が来ている国の多くは、第1波より、第2波の方が高い山になっているという事、そして、致死率がかなり下がっていることが見えます。

 つまり、一度、収束しても、完全に止めを刺していなければ、再び、やって来るという事なのだろうと思います。そして、第2波は、少し性状が変わっているという事なのだろうと思います。恐らく、明確な山の無い、アメリカ、ブラジル、インドといった国も、致死率は3%程度なので、明らかに、10%を超えていたヨーロッパとは異なります。つまり、最初から第2波のウイルスがやって来たという事なのかもしれません。

 第3波が来るのか否か、それはわかりません。第1波より、第2波の方が感染者としては大きい山になっているのですが、第3波は第2波より大きいのか?それもわかりません。ただ、大きいとすれば、致死率は更に下がるのではないかと想像できるとは思います。その場合は、完全にインフルエンザクラスの通常の感染症になっているのではないかと思います。

 インフルエンザとコロナの同時流行に関しては、懐疑的です。それは、まさに、冬だったオーストラリアが、インフルエンザの流行は発生しなかったという事だったので、恐らく、インフルエンザよりもコロナの方が、感染としては主流になるんだろうなという事が予想出来ると思います。インフルエンザでも、A型、B型で、感染拡大する時期が違いますし、A型の中でも、H3とH1で両方が爆発的に増えるという事もあまりありませんので、おそらく、どちらか強い方が勝つのではないかと思います。オーストラリアのケースを参考にすると、コロナがインフルに勝つようですが、オーストラリアの場合は、第2波でしたので、第3波とインフルエンザという事が予想される日本とは異なると思います。現時点の日本でも、インフルエンザの患者が非常に少ないと言われております。それは、今、第2波の最中だからかもしれません。第2波が一旦収束した場合は、どうなるのかはわかりません。もしかしたら、インフルエンザが流行して、コロナを淘汰するかもしれません。

 ただ、本当に心配なのは、今まで、感染症をコントロールして来た国ではないかと思います。この感染症をコントロールをするのは非常に難しいと思います。ですから、感染症をコントロール出来たのではなく、単に先送りしただけなのではないかと思います。国家間の人的な交流が始まれば、感染症のコントロールは非常に難しくなります。そういった意味において、適度に感染者を出している国の方が良いのかもしれません。