hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

想定よりも第2波の収束に時間がかかっています。

 9月19日になりましたが、コロナ感染症は、収束する方向には見えないようです。私の予想は、9月中旬くらいに一旦収束するとしておりましたので、これも外れました。このコロナ感染症は、中々、予想が当たりません。第1波が終わった時は、インフルエンザウイルスの性状と同じと考えて、湿度、気温、紫外線に弱いので、夏には収束するであろうと予想しておりましたが、7月から発生した第2波は第1波よりも大きなものになりました。この予想は、多くの感染症の専門家も想定していたはずだと思います。ただ、熱帯地域である、シンガポールインドネシアで、感染拡大していた事を冷静に分析しておれば、季節はあまり影響が無いという事が予想出来ていたのかもしれません。

 日本において、4月からの5月末を第1波とすれば、感染者数は、17000人で死者は900人です。6月から現在までを第2波とすれば、60000人で600人という事になります。感染者は、4倍になり、死者は2/3という事になります。この傾向は、現在のヨーロッパやアメリカ大陸でもその傾向が見えまして、感染者数は拡大しておりますが、致死率は低くなっていっております。若者の感染が多いというのがその要因の一つであると言われております。それと、ある程度、隔離、或いは治療に関する手順が明確化されてきたという事もあると思います。また、それだけではなく、やはり、ウイルス株が弱毒化している傾向もあるように思います。基本的に、ウイルスを細胞内で継代してゆきますと、馴化し、無毒化するケースがあります。そういった変異が、人の体内で起こる可能性を否定できないと思います。あまり、継代により、強毒化するというのは、あまり考え難いところがあります。強毒化するケースは、細胞を変えた場合にその細胞に対して起きる可能性はあると思います。ある宿主には無毒であっても、違う宿主には有毒であるというケースは考えられますので。ただ、同じ細胞内では起こりにくいように思います。

 第2波は、第1波に比較して、劇的に収束する方向を見せてくれている訳ではありません。収束に向かって漸減しているのですが、それでも、現状は減っているとはいえ、第1波のピークとあまり感染者数は変わりませんので、これから、更に、1か月はかかるのではないかと思います。つまり、10月の中旬に一旦の収束という事になるのでしょうか?ただ、10月までに、第3波が来ることを想定しておく必要があるのかもしれません。ただ、第1波が、カラオケとかジムとか介護とかからスタートし、夜の街関連から第2波がスタートしたのであるとすれば、第3波は、カラオケやジムや介護或いは夜の街からスタートする事はないだろうと思います。彼らはそれなりに免疫の壁を持っている人が多いと思います。とすれば、常時3密の環境で、今まで、あまりクラスターが発生していないところから拡大するはずだと思います。それは、恐らく、イベント系ではないでしょうか?人々の心がゆるみ、3密を意識しなくなるころに、発生するのではないかと。

 第1波、第2波で、かなり、発生源は特定出来たと思いますので、そこから、大規模クラスターは発生しにくい。このウイルスは、インフルエンザに比べて感染力が低い事から、インフルエンザのようなモデルは適用しにくいと思います。つまり、感染する人は、何等かの密の中で、ウイルスの飛沫を吸引した人であろうという事です。飛沫の70%はマスクで防げますので、そこを超えて来るものでしょうね。単にそれだけであれば、感染クラスターが発生している環境を潰せば、あるいは一度クラスターが発生してしまえば、安全になるという事だと思います。

 感染症の専門家は、インフルエンザにモデルを求めておりますので、60%での免疫の壁と言われるますが、それはこのコロナにおいては少し異なるようで、感染拡大する要因がある場所が、ある程度、免疫を持つことになれば、感染は収まるのではないかと思っております。とすれば、意外に第3波は来ないかも?と淡い期待を抱いてしまいます。