hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

結構、岸田さんっていい政治家なんじゃないかと思うようになりました。

 報道ステーションを見ておりまして、岸田さんの方針説明を聞きましたが、この方の思想が、まさに、アメリカの民主党旧主流派に近いののではないかと思いました。まさにリベラルですね。今の民主党の主流は、かなり共産主義方向に向かっておりますので、ちょっと違うように思います。オバマさんやクリントンさんの頃の民主党は、まさに岸田さんの方針に近いように思います。今の民主党は、トランプが共和党を右に引っ張ったので、(見せかけ上ですが)対抗して、左に振れているように思います。

 両方の要因の根っこは同じで、アメリカは、元来格差社会なのですが、それを肯定していたのですが、あまりに強烈な格差社会になってしまった事により、大衆が、共産主義に向かったのが民主党で、ナショナリズムに向かったのが、トランプ共和党という事になるのだろうなと。格差を改善すれば良いのですが、アメリカ人はそれを嫌う民族ですので、格差是正に向かうのは否定されるようです。オバマケアーと呼ばれる保険制度は、どちらのサイドからも否定されるものになってしまいました。日本並みの保険制度にすれば、物凄く、その面において平等な社会になると思うのですが。不思議な国だと思います。

 ともあれ、現在の立憲民主党系の野党は、少し、リベラルと言うよりは、完全に左翼となっておりまして、さすがに、安全保障面においての政策に不安が残ります。ここを、マスコミが推しても、まあ、果実は得られないでしょう。とすれば、マスコミの思想に最も近いのは、岸田さんではないかなと思って、見ておりました。さすがに、MCの語彙力が稚拙で、アベノミクスを批判させようと見え見えの種を巻いておられましたが、さすがに岸田さんは、石破さんとは違って、その種に食いついたりはしませんでした。そこで、この人は、マスコミに転がされるような簡単な人ではないんだなと思いました。ある意味、首相の器なんだなと。石破さんは、完全に、転がされておられたので、対局に見えましたね。(石破さんは、破れかぶれで、わかってて地雷を踏んでいたのかもしれませんが)しかし、報道ステーションクラスのMCの巻いた地雷を踏むレベルの政治家ってどうなんだろうと思います。日本国の首相は無いわなと。ただ、TV局には使い易いですよね。所詮使い捨てですから。

 首相に成るのはなっても事をなせる人は、首相へのなり方がいいんだろうと思います。勿論、国民全員の信頼、地方党員の信頼、国会議員の支持全てがあればいいんですが、物事を成すとすれば、国会議員の支持が絶対に必要だと思います。石破さんは、国民や、党員で、何かを成そうとしているようですが、国会議員の支持が無くては、何も出来ないという事に気が付いていないように思います。彼が何かを成したいと思うのであれば、国会議員投票でTOPになる方策を考える必要があると思います。TV朝日や朝日新聞は、何の役にも立ちません。それが無くて、総理大臣になった人は歴史上、三木武夫さんだけではないでしょうか?そして、三木さんは直ぐに、引きずり落されました。

 ツィッターとかを見ていると、岸田さんの評判は悪いのです、言ってる事が薄っぺらいと。(笑)橋下さんの支持者の方でしょうか?橋下さんや、吉村さんのような一級品の政治家は、さすがに言う事が濃いと思います。しかし、枝野さんや志位さんよりは内容的に濃いように思いましたが。彼らは、完全に評論家なので、何か批判対象がなければ、論理の組み立てが出来ませんので、内容がほぼ無いのですが。岸田さんの方針を聞いて、そう考えられる人もいるんだなと思いました。ただ、宏池会という事で、やっぱり本当にリベラルなんだとつくづく思いました。今回は、完全に負けると思いますが、岸田さんが必要となる時代が来るかもしれません。そう思いました。ただ、新資本主義、富の再配分は、トマ・ピケティの影響ですよね。保守と呼ばれる、自民党で、ピケティを主張するリベラルがいるとは。すごいなと思うと同時に、今の自民党では、総理までの道が遠いんだろうなと思いました。なまじ、石破さんみたいに、経済については何にも無い方が官僚に好まれるのかもしれません。