hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナ感染症対策に戦う体制が構築さつつあると思えるようになったのではないかと思います。

 アクテムラは、コロナ感染症で重症化した患者に有効であると言われていたけれど、そのメカニズムが、大阪大学の岸本先生のグループにより解明されたとの論文が発表されたとの事。IL-6により、PAI1が増加することにより、血栓が出来て重症化するという事だそうです。IL-6は、非常に有用なサイトカインであり、感染防御に有効であるのですが、時として、過剰に産生されることで、サイトカインストームを引き起こす事で知られております。そもそも、岸本先生は、この研究の第一人者ですので、(ノーベル賞クラスの実績をあげられていると思います。)その論文は、非常に信頼性が高いと思えます。

 軽症から、アビガン、中等症から、レムデシビル、重症の場合の、サイトカインストーム防止にアクテムラと、戦う体制はかなり出来て来たのだろうと思います。ただ、医者の中には、アビガンを使いたく無いと思っている人もおられるでしょうし、承認されていない薬剤を臨床研究で使用するのは、倫理審査委員会も必要ですし、ハードルはあると思います。厚労省がそろそろ決断して欲しいものです。医薬品部会の9月の予定には入ってなかったみたいですので、今度は12月くらいになるのでしょうか?

 そろそろ、指定感染症から外すか、第2類感染症相当を第5類相当に変更するかを考えてゆく時期になっていると思います。ただ、第5類にしたら、TV◎日のTMG氏は発狂するんだろうなぁ。そして、一定数の人がキャンペーンを張るんでしょうね。恐らく、マスコミも一斉に政府批判をするんだろな。だって、マスコミは、煽りに煽ったんだから。いまさらそんなに大した事では無いと言われると、自己否定になるので、それを許すとは思いませんから。この問題は難しいですね。

 今から考えれば、特措法の適用はすべきではなかったという事で、感染症法の第5類とすべきだったのでしょうね。そうなれば、緊急事態宣言は出す必要は無かったという事ではないでしょうか?普通に、3密を避けて、高齢者を保護する。発症者をピックアップする。というしくみだけで良かったのではないかと思います。第1波の失敗は、院内感染と高齢者感染でした。それをコントロールできた第2波では、死者数を抑える事に成功しました。これで、十分だろうと思います。そもそも、インフルの感染者をマスコミが毎日毎日取り上げますか?死者が何人と発表しますか?もう、日常の中の感染症になっていいんじゃないかと思います。